届いた絵葉書にはどこかで聞いたストーリーが書いてあった。
それは私が今朝の夢の話。
外出から帰宅した部屋の机の上には
私の大好きなケーキがたくさん!
全部食べていいの?うへへ…喜ぶ私、しかし食べようとすると夢は覚めるのだ。
自分の笑い声で目が覚めた。
あのケーキは確かにおいしそうでしたね、丸。と書いてある、食べていないのもわかるのか?
差出人はもちろん、私の名前で。
次の日も、絵葉書には私の様子が書かれていた。
晩御飯に7時のセールまで雑誌を読みながら時間を潰し、
お目当ての惣菜を安くで購入できて、よかったねと書いてあった。
これ、見ていたとしたら、このコロッケの次元はどこなんだろう、
と絵葉書とコロッケを交互に見ながら野菜サラダを口に運ぶ。
バイトが休みだった次の日、ためしに友達の家に泊まってみた。
支度をして、かばんに下着とシャンプーをつめ、
友人と落ち合い居酒屋ではがきの話で散々盛り上がり、
まさかね~今日ははがききてなかったからね、と締めくくった後、
先に風呂を譲ってくれた友人に感謝し、
持ってきた荷物をあけるとそこに絵葉書が入っていた。
「お風呂でコンディショナー、流し忘れないで」
差出人はもちろん、私の名前で。