朝起きて気分が悪く。
トイレで吐き出したそれは、
紛れもなくヒトの悲しみ、憎しみの塊だった。

話には聞いていたが、恐ろしいほどの光を放ち、黄金の細かい粒は水面をキラキラ反射している。

呆然として便器を覗き込んでいると、
退出を促すように扉をノックする音、
ハッと驚いた途端に水を流してしまった。

不思議と気分は回復していた、足取りも体も心も軽く、なんだか生まれ変わったように性格も明るくなったような気がしている。


そんな新生なわたしはあいにく無職なため、ハローワークにゆく前に氏神様にお参りに行く事にした。
素直に全てはお話ししよう、そう心でつぶやき家を出た。