朝、仕事場に向かう途中で、不思議な出来事が起こったんだ。
まず朝起きて、歯を磨いていたら、
起きてきた家族から絶対に有難うといわれる。
おはよう、と返したらおはよう、
なのだが、オレの顔を見るなり
有難う、というのだ。
いやいや、朝起きたらおはようでしょ?
みんなしてなに?オレへのイヤミなわけ?と
笑いながら問いかけても、首をかしげてみな(?)が顔に浮かぶ。
朝から議論しているわけにも行かないので、
朝食も早々とオレは家を出たのだが、
こっからが酷かった。
オレが歩く方々から有難う、とこっちを向いて言ってくる。
さすがに戸惑う、というか気味が悪いのでほぼダッシュに近い感覚で
バス停までを駆け抜けた。
バス停には誰もおらず、安堵するのも束の間。
じきにパンパンい埋め込まれたバスがやってきて、
オレが入るなり数々の声色からの有難うの洗礼を受けた。
小さい声でおはようございます、、、とつぶやくと
空気は一瞬でいつもの朝に変わった。
しかし、新たに乗り込んで来るお客は相変わらずだた、
オレに向かって大声で挨拶するのは変わってない。
既に会社につく頃にはすっかりなれてしまって、
手を挙げて応えるまでにもなった。