この列車の目指す方向は、いつも重たい雲が天を占めている。
どんなに出発するところの天気が良かろうと、道すがらは雲り及び雨だ。


それはそうと、捨てられる物をすべて捨てて。
それでも手に残るものはなんだ?
自分を震わせるものはなんだ?


過去の幸せだった記憶か?
辛い思いを克服した無言の経験か?
それとも明日に賭ける膨大な希望か?




どれもきっと違う。そしてどれか欠けてはダメだ。




しなやかで軽やかでそれでいて深くて、何があっても広い太陽みたいな顔して笑える強い心だ。




まずは何が必要かをじっくり思い描く事かな。




あ、列車が止まった。