水曜日の深夜一時頃、彼はお店にやってくる。
ここ1ヶ月はずっとそうだった。
今日は彼は一時になっても二時になってやって来ない。
初めて二人で席に着けたのはニ度目の来店日。あたしが好きなお酒、一度で当てた。
三度目に来た時、あたしが嫌いな目と鼻をたくさん誉めて、
こっそりキスをした。
最後に来た時、エグいよなカサブランカを持って来た、
彼は三時なっても来ない。
新しく下ろしたドレスの膝がヒュウヒュウする。何を話しても上の空だ。
きっとあたしの入る隙の無いなんてない、白の世界に生きる彼。
また会いたい。