触れると弾力があって、薄い膜を隔てて水が張っているのがわかった。

生暖かい肌触りと生命の存在を示す等間隔の鼓動が、ひどく現実的に感じたのを覚えている。

包み込んでいるのに包み込まれたような感覚がして、嬉しくなった。

四隅にきっちり座って順番を待っていた時と何も変わって居ないはずなのに、今日の月はいつもより光を放っているように見えた。