季節に時間の経過を感じる。


窓から流れ込む風は、8月にも関わらずひんやりしていて秋を感じる。北と言う方角を肌で知る。景色は相変わらずの海岸で、海を左手に静かに車はひた走る。

私は会話の糸口を探って、運転手が少し視界に入る当たりに体を移動しロシアがある方角を意識してわざと海を見る。海の向こうにはロシア。海から流れてくる空気は山からとはまた異なる。そして日本の東と西ではまた異なる。




「私たち空の青と海の青、どちらを移した青を見てる?」