宇宙にはもう隙間もなく

優しい力が充満していて


この自分は

それとの親和性が高く

100%の純度で馴染んでしまう


優しい力が自分なのか

自分が優しい力なのか

もう、見分けもつかない


心だけが自由に遊び

あちらとこちらを行き来する

過去と未来へ彷徨い出る


夢想する

妄想に走る

不安に苛まれる


自由な囚われ人の独り遊び


風に舞う

タンポポの綿毛が

どこへ運ばれようと


降りたその場所は

やはり

優しい力の手のひらの上