溶けて消えても もう 「個」を成り立たせることの方が困難だ。 努力を要する。 それよりも 「あの暖かい海」に全身を浸して溶けていたい。 どこまでが自分か判別できず ゆらゆらゆらゆら揺れている時の気持ちよさ。 ああ、そんなことばかりして生きていたい。