出演者列伝、ここからは2010年の「アキ天キング」の紹介となる。
今回、紹介するのはToLady。
インターネットラジオ局「トラジオ」(ToRadio)から生まれた、ちはる、おこ、ひびきの3人によるヴォーカルユニット。
「歌って踊って笑えるコミックアイドル」をコンセプトに2008年10月に結成された。
ちはる、おこが舞台女優出身という事もあり、ストーリー性のある練り上げられたステージも特徴的だった。
……余談ではありますが、前述のぷちきゅ→の後、自分の推していたユニットでもあります（照）
主宰でもあるFICEとの共演をきっかけに2009年7月「第十回イカすアキバ天国」に初出場。
以後、第11回は3位、第12回は2位と一つずつ順位を上げる。
出場当初こそ、業界内でも無名に近い存在だったが、出演を続ける事に知名度も上がり、またファン層も拡大していった。
そして4回連続出場となった、2010年1月・第13回で悲願の優勝を遂げた。
その後出場した「ぢゃ☆ベストテン」でも、vol.15、16と2回連続で2位につけ、前述のnoisyのライバルとして存在感を発揮した。
その実力と人気が不動のものになりつつあった2010年9月・vol.17で突然、2010年9月いっぱいの解散を発表。
そしてそのまま「ぢゃ☆ベストテン」も卒業となった。
なお……対象外ではあるがvol.18も卒業していなければ2位相当の得票を集めている。彼女たちが活動していたら「ぢゃ☆ベストテン」版「シルバーコレクター」と言われていてもおかしくない成績であった。
vol.17の一週間後に宣言通り解散。
その急で早すぎる解散に落胆する客層も、当時は多かった……それだけ当時は次世代を期待されたユニットだった。
解散後の動向を簡単に伝えると、まずリーダー・ちはるはToLady活動中は休止していた舞台女優としての活動を再開した。しかし2012年以降その消息は途絶えている。
しかし残りの二人は、このイベントにも非常に密接に関わってくる。
おこはToLady活動中同様に舞台女優の活動を継続。2011年7月頃からインディーズアイドルとしての活動も再開。ソロとして「イカすアキバ天国」にも出演し3位を2回獲得している。
現在は主にFICEのサポートメンバー・着ぐるみダンサーズの一員としてその姿を良く見かけるが、2015年に入り着ぐるみユニット・がちゃぴんずの一員として「イカすアキバ天国」のOP/EDアクトを務めるようになり、現在でもイベントと深い関わりを持っている。
（※またまた余談ですが、自分の現在の推しになります・照）
そして……ひびきはToLady解散後にFICEのサポートメンバー・コーラス「ひびぃ」として参加する事となる。
「響己」名義でソロとして活動していたが、その後、2011年3月頃にユニット「ひゞかな」を結成する事となっていく……。
強烈な三つの個性がぶつかりあって出来たToLady。
その強烈さ故、一つところにとどまり続ける事が難しかったかもしれない……解散が惜しまれるユニットだった。
しかし元メンバーのうち二人が、現在でも何かしらの形で関わっている事を考えると、この時の台頭は偶然ではなく、未来に向けた「必然」だったのかもしれない……。
●出場回数（欠席込）
イカすアキバ天国……4回（ゲスト：1回）
ぢゃ☆ベストテン……4回
●ぢゃ☆ベストテン通算成績
最高順位……2位
最低順位……2位
平均順位……2.00位（ランクイン3回）
●獲得タイトル
第13回・アキ天キング
●AnB ぷれみあむぅシリーズ・全成績
第十回イカすアキバ天国（2009/07/18・芝浦StudioCUBE326）……圏外
第11回イカすアキバ天国（2009/09/19・芝浦StudioCUBE326）……3位
第12回イカすアキバ天国（2009/11/21・芝浦StudioCUBE326）……2位
第13回イカすアキバ天国（2010/01/16・芝浦StudioCUBE326）……優勝
第14回イカすアキバ天国（2010/03/20・芝浦StudioCUBE326）……ゲスト
ぢゃ☆ベストテン vol.14（2010/03/20・芝浦StudioCUBE326）……昇格組
ぢゃ☆ベストテン vol.15（2010/05/15・芝浦StudioCUBE326）……2位
ぢゃ☆ベストテン vol.16（2010/07/17・芝浦StudioCUBE326）……2位
ぢゃ☆ベストテン vol.17（2010/09/18・芝浦StudioCUBE326）……2位（卒業）