「出演者列伝」の2回目。
続いて紹介するのは……桜川ひめこ。
このイベントの草創期の立役者の一人である。
彼女の略歴を簡単に紹介する……。
「元祖いもうと属性アキバ系アイドル」として活動。
各メディアで取り上げられる事も多く「アキバ系アイドル」という単語をメジャーにした先駆者的存在として活躍。
AnB ぷれみあむぅシリーズ開始前の2007年頃はアイドルとしてもっとも脂が乗っていた時期で、全国流通のメジャーデビューも果たし、界隈で大きなニュースとして取り上げられた。
当時……もっとも有名な「アキバ系アイドル」の一人と言って間違いない存在であった!
……と、彼女を紹介していて思ったのですが、以前はこのような紹介しなくても、名前だけで分かる人は分かってくれました。
今は恐らく説明しないと分からない人も多くなってきている事に、時代の流れを感じる次第です。
……さてそんな桜川ひめこ。このAnB ぷれみあむぅシリーズ開始時はMarvelYellに所属。
MarvelYellは現在も存在しているアイドル事務所ですが、当時のタレントも非常に粒揃いで事務所そのものに非常に勢いがある時代でした。
(その点については、後日、紹介予定の松本香苗のところでも触れようと思います)
「ぢゃ☆ベストテン」では「オリジナル5」の一角としてvol.1からの出演。
vol.1の結果こそ2位だったのもの、vol.2では早くも初優勝を飾り、この「ぢゃ☆ベストテン」2代目王者として君臨しました。
その後も彼女の快進撃は続き、2008年はこの初優勝を含む年間4勝を挙げ「2008年・年間最多勝」を難なく獲得しました。
まさに当時の彼女の人気と勢いが、多くの客層に支持された圧倒的な結果でした。
こうして「ぢゃ☆ベストテン」初年度を圧倒的な力で制した彼女ですが……その時代はあっという間に終わります。
イベント二年目の2009年……桜川ひめこは「ぢゃ☆ベストテン」のステージに上がる事なく、その舞台を去りました。
vol.7では5回目の優勝を飾ったものの欠席。以後、vol.9まで三回続けて欠席し、最後はそのビデオレター上、イベント卒業を宣言。
イベント草創期を圧倒的な存在感で席捲した彼女でしたが、イベントの去り方は非常にさみしいものがあった……。
その後、桜川ひめこ自身も激動の芸能人生を歩む事となる。
イベント卒業後、MarvelYellを退所している。
MarvelYell退所した頃に自身のブランド「idolop!」を立ち上げており、後に自身の所属事務所として立ち上がっている。
2014年には別名義でゲーム作家としての活動を開始するなど、活動の幅を広げている。
一方、ライブ活動については2015年3月をもって活動休止している。
「ぢゃ☆ベストテン」草創期をその圧倒的存在感で駆け抜けた、桜川ひめこ。
彼女の放った輝きは、このイベント草創期を語る上で決して欠かす事の出来ないほど、まばゆい光だったのは確かである……。
●出場回数(欠席込)
ぢゃ☆ベストテン……9回
●ぢゃ☆ベストテン通算成績
最高順位……1位(優勝:5回)
最低順位……4位
平均順位……1.89位(ランクイン9回)
●獲得タイトル
ぢゃ☆ベストテン・2代目王者
2008年・年間最多勝(4勝)
●AnB ぷれみあむぅシリーズ・全成績
ぢゃ☆ベストテン vol.1(2008/01/19・四谷Live inn Magic)……2位
ぢゃ☆ベストテン vol.2(2008/03/15・四谷Live inn Magic)……優勝(初優勝)
ぢゃ☆ベストテン vol.3(2008/05/17・四谷Live inn Magic)……優勝(2回目)
ぢゃ☆ベストテン vol.4(2008/07/19・四谷Live inn Magic)……2位
ぢゃ☆ベストテン vol.5(2008/09/20・四谷Live inn Magic)……優勝(3回目)
ぢゃ☆ベストテン vol.6(2008/11/15・四谷Live inn Magic)……優勝(4回目)
ぢゃ☆ベストテン vol.7(2009/01/17・四谷Live inn Magic)……優勝(5回目)
ぢゃ☆ベストテン vol.8(2009/03/21・四谷Live inn Magic)……4位
ぢゃ☆ベストテン vol.9(2009/05/23・芝浦StudioCUBE326) ……4位(卒業)