彼が来たので、医師から今後の流れについて、説明を受けるため、

診察室に彼と二人で入りました。

 

おそらく14週あたりで胎児がなくなっているため、

陣痛を起こし、出産するという形で赤ちゃんを取り出す説明を受けました。

 

日曜日に入院し、月曜日に出産、火曜日に退院の流れだそうです。

 

出産にかかる処置の同意書をいくつか記入し、

出産の段取りについて話をききました。

 

ダイラパンと呼ばれる子宮口を広げるステック状のものを

日曜日の夕方に挿入し、翌日の朝6時に1回目の陣痛誘発剤の膣錠を挿入。

9時、12時と、挿入すると説明されました。

 

私は、もともと婦人科の健診が苦手で、

内診が怖いので、この処置の説明を聞いて、

すごく怖くなりました。

 

ダイラパンを挿入したまま寝るって痛いのかな、

排尿時にとれちゃわないかなとかすごく心配になりました。

 

それに加えて、本当の陣痛を起こして、出産する。

陣痛がすごい痛みだってことは聞いていたので、

亡くなっている赤ちゃんを陣痛を起こして産むことに

私は耐えられるのかなと心配になりました。

 

でも、早く出してあげないと母体に影響が出るとのことで、

月曜日に出産することにしました。

 

そのあと、医師の説明は終わり、助産師さんから

赤ちゃん出産後の、お世話についてや、退院時のことについて聞きました。

 

助産師さんから

「出産後、赤ちゃんの手形をとったり、沐浴したりされますか?」

と聞かれました。

 

この時、私はまた涙があふれました。

まだ、「死」を受け入れられていないのに、

産んだ後のことなんて考えられませんと答えました。

 

助産師さんは優しく

「全然大丈夫です。そうだよね、生まれてから考えても大丈夫だからね」

と言ってくれました。

 

退院は、赤ちゃんの死亡届を市の施設に提出し、火葬許可証を見せないと

赤ちゃんと一緒に退院できないそうです。

 

彼は仕事(人手不足で休めない仕事)なので、

母に死亡届と火葬許可証などの提出を頼むことにしました。

 

出産日は、彼は夜勤明けで、眠いのに遠くからかけつけてくれると言ってくれました。

 

そのあとは、赤ちゃんと退院するときに、赤ちゃんを寝かせるゆりかごの説明がありました。

 

「天使のゆりかご」というらしくそのまま寝かせたまま火葬できるものだそうです。

 

地域の流産経験者のグループが作成した「天使のゆりかご」も販売しているといわれましたが、

入院まで時間があるので、翌日、彼と一緒にゆりかごを探すことにしました。

 

また、助産師さんから流産経験者や医師、家族の体験談が書かれた冊子をもらいました。

入院中に目を通してみてねと言われました。

 

一通り、説明は終わり、帰ることにしました。

 

彼を見送って、母との帰宅中。

お母さんに「私が出産するとき、一緒にいてね」とお願いしました。

 

母はもちろんよと言ってくれました。

 

私は、不安で不安で、一人で産むのが怖くてたまりませんでした。

だれかに「がんばれ」って言ってもらいたかったです。

 

【翌日】

彼と一緒に赤ちゃんを寝かせるゆりかごを探しに出かけました。

 

彼は、私を励まそうと、おいしいスイーツのお店や、

ごはん屋さんに連れて行ってくれました。

 

大好きなクレーンゲームで遊びました。

 

つらいことを一瞬でも忘れられました。

流産してからずっと泣いていたけれど、このときは笑えました。

 

出産日は、どうしても仕事の都合で会えないけど、

翌日は、来るって言ってくれたので心強かったです。

 

ホームセンターでゆりかごになりそうなかわいいバスケットを見つけたので、

それに決めました。

 

これに折り紙や、ペーパーフラワー、ぬいぐるみをのせて、

赤ちゃんがさみしくないようにしなくちゃと思いました。

 

レジに行く途中で足が止まりました。

「ごめんね、私会計のところに行けそうにない」と

彼に買ってもらいました。

 

ゆりかごを買うってことは、赤ちゃんの死を受け入れること

そんな気がして、急に流産が現実味を帯びました。

 

このゆりかごに私の赤ちゃんが入る、、、小さいゆりかごでした。

助産師さんが言うには、赤ちゃんのサイズは15センチぐらい。

 

そんなに小さいの?って思いました。

胎嚢を確認したころは、たまひよとかルナルナベビーアプリで、

赤ちゃんの参考サイズをみていたんですが、

実際に助産師さんに言われると、小さいなぁと感じました

 

もう4週以上もおなかで、私を痛がらせることもなく

亡くなったのにいてくれたんだと思うと、

切なくなって、苦しかったです。

 

ゆりかごを購入し、彼に家まで送ってもらい、

翌日の入院に向けて、準備しました。

 

次の投稿に続きます。