12月に読んだ本
マークスの山
高村薫・早川書房(単行本)・1993年
刑事・合田雄一郎シリーズの
1作目『マークスの山』を
図書館で予約、借りて読んでみました
文庫の方が手に取りやすいけど、
文庫化にあたり作者の改編が
著しいということで単行本を選択
『レディ・ジョーカー』(シリーズ3作目)が
初・高村薫作品だったので
謎だらけ&情報過多で…
『レディ・ジョーカー』では
お前が主人公なのか!
という、激遅タイミングで現れた
主人公の刑事・合田(ゴウダ)に翻弄される
(ゴウダじゃなくてアイダと読んでた
)
バツイチ
元妻=友人の妹
友人を離婚後も義兄と呼び
合鍵を持ち合う仲
趣味でバイオリンを弾き科学雑誌を愛読する
キリスト教信者
一筋縄ではいかない主人公像![]()
そんな主人公・合田…
1作目を読めば謎が解ける!
と思ったけど
シリーズ1作目『マークスの山』では
もうすでに離婚した後エピソードで
なんの解決にもならなかった![]()
(少し元妻の面影が分かったくらい)
ということで
『マークスの山』
あらすじは複雑すぎて
私の文章力ではまとまりきれないので
是非読んでみて…としか言えない![]()
けど
山中での一家心中から逃れた少年
(後遺症・遺伝?で精神障害を患う)が
青年になってから
窃盗に入った家で盗んだ手紙が
なかなか罪深い手紙で
その手紙に書かれた
"マークス"に金銭脅迫を持ち掛け
殺人事件に発展していく…
という
読めば見事に『山』がモチーフの
警察官ゴタゴタの推理?小説
(文章力よ…我が身に宿れ)
クライマックスは
山に登ったことがない私でも
冬山へ登る焦燥、緊張、高揚感
合田が登る歩を進めるたび
私が文字を追うたび
心拍数が上がっていく感覚があり
それが物語の最後の頂に登り詰めていくのと
並行するので
登頂(完読)したという達成感があり
気持ちが良かったです![]()
(必ずしもハッピーエンドにはならないけど)
今回は7割くらい理解できました![]()
(〇〇会とか新聞記者とか
裾野が広がり過ぎでトリアージできない)
本当にすごい情報量だし
見開き4段構え…
新聞を読んでる気分![]()
刑事職ブラック過ぎるし
合田…ご飯食べてる?寝てる?
走ってる⁉︎登山してる⁉︎
そして翌日には加納と会うの?
映画館デート?![]()
と合田の身体能力に驚かされると同時に
捜査一課…グループ主任って
そんな動き回れるの?という謎![]()
ほぼ単独行動の無鉄砲に見える
(林係長が大変だ…)
これが物語の面白さなのだろうか
(保険営業時代、刑事の知り合いがいたから
聞ける仲になってれば良かった…と悔やまれる)
にしても『マークスの山』
山から始まり山に終わる物語で
まとまりのいい物語でした![]()
登山の経験がある人が読めば
さぞかし面白いだろうなぁ…と
蔵書にしたいけど、読み返す気力が湧くか心配
読んだ人には分かる
文章のミチミチ具合が
癖になりつつある高村薫です![]()
(合田と加納のソウルメイト具合も必見)
なんで『レディ・ジョーカー』は
はしご高の髙村なんだろう…と謎はつきない