心のない会社
※2010/03/15 フレ限定になっていたのを修正
いまさらになるけれども、会社を辞めた諸々の中のひとつの危惧と事実。
個人的には、Gamepotの「ユーザーとGMとのフレンドリーさ」というのは
非常に大事な課題だと思っています。
そもそも馴れ合いすぎれば癒着だなんだといわれたり、色々と誤解を
招く要因になったり、垣根がなくなりすぎると会社としての責任が危うく
なることもあるからです。
ただ、やっぱり運営会社ってサービス業なんですよ。
開発会社に対しても、遊んでいるユーザーに対しても、うちが中間となり
双方に利があるように調整する仕事です。
開発会社へはより儲かってもらえるように。
ユーザーへはより楽しく遊べるゲーム、場所を提供するために。
で、私はどちらかというと「馴れ合いすぎ」の方向性で進めていました。
GM業初めてだったということを差し引いても、色々とはっちゃけすぎて
クビの危険が危なかったのは一度や二度ではないのですが、まぁそれでも
どうにかこうにかある程度の実績や働き方などから評価された結果、
先月までは無事だった訳です。
そんな中、あるニュースが私にはいってきました。
この内容自体はカケラすらもお伝えできないのですが(秘密保守契約に
ひっかかるため)、端的に言うと、どこをどう解釈してもユーザー側の一方
的な損失になる事象を推し進めようとしている、というものです。
先に言っておきますが、FEZ自体は関係なく、とある問題に立ち会った人
だけが発生する問題です。
結局まだ決まってもいないようなので今裏でどうなっているのか、今後は
同じプランでいくのかはわかりませんが、簡単にいうとお金が絡むので
やっぱりその辺はきちっとケアをしないといけないはずなのです。
むしろGMとの馴れ合いうんぬんを厳しく監視するより、より現実的に被害
の発生するこちらのほうを真剣に考えなくてはならないはず。
開発会社との関係も大事ではありますが、お金を払ってGamepotの利益
をもたらすのは誰か?といえば文句なくユーザーなのです。
商品があってこその支払いなので、無論商品を提供する側にある開発は
大事とはいうものの、そのために運営会社は「契約金」を支払っている訳
ですから、契約の範疇であればユーザーの利益を最大限に守っていく
のは当然のはずです。
しかしそれがないがしろにされている。
社風的にもそんな感じになってきています。
なぜそうなってしまったか?
口調の端々を捉えていくとなんとなく想像が付きます。
「俺たち(運営会社)はこんなにも必死に安月給で、開発会社とユーザーの
板ばさみになりながら、それでもユーザーの喜びを最大限に考えて色々
と試行錯誤している。そりゃ失敗することもある。でもなぜそれを一回の
失敗でごちゃごちゃ未来永劫いわれなきゃならん。なぜ頑張っていること
を理解してもらえないのか?」
と、いう考えは全てではないにしろ結構多くの人が思っていそうです。
(無論全員に聞き取り調査をしたわけでもなく、ちょっとした言葉の端々
からでる愚痴や口調をまとめたらこんなことを考えている気がする、という
程度の話です。)
少なくとも、ユーザーの反応が悪かったときに「しょうがねーじゃん」という
台詞や、「こっちにはこっちの都合があるんだ」というのはよく聞きます。
会社的に致し方ない事情は確かに存在します。
会社が営利団体である以上、利益を優先しなければならない時というのは
どうしても存在してしまいます。
ただ、それを理解、または許容してもらうには日ごろの信頼が必要になる
のは当然です。
しかし、忙しい+人手が全社的に足りない(明確には人出も人材も)のは
事実なのは確かですが、だからといって本来説明が必要なことを説明する
手間を惜しんだり、余計な誤解を招くからとそもそも説明を省いたり、事象
そのものをなかったことにしたり、ということはユーザーにとっては不信に
つながることしかないです。
会社勤めをしている方や、サポート系などの対応をしたことがある人は
わかると思いますが、「そうはいっても言える事やそもそも言えない事
ばっかりなんだよ」という背景は確かにある場合もあります。
ただ、そうでなくとも説明不足、説明なしは多いのです。
では実際になんでもかんでも説明したらどうなるのか?
私の担当していたコンテンツでやったことがあります。
当時はMMORPGの運営にもかかわらず、何故か二人とか三人で運営して
いた時期なので、そもそも手が回ってないというのはありましたが、その
対応だけで一日が終わる程度には収拾がつかなくなります。
今にしても思えば、もうちょっと良い説明の仕方もあったろうに、とかは
思いますし、実際にそうだったとも思います。
ただ、それを続けていくうちにある程度、信頼をもって接して、真面目に
意見をくれたり、対案まで用意してくれるようなユーザーが増えました。
これは一般的にいう要望ベースではなく、経営の概念やサービスの概念
などから明確に「こういうケースでの集客はどうだろうか?」といった形で
様々な意見が出ていました。
これを実際に反映できるかどうかはまた別の話になりますが、こういう形
で話すことでリスクもあるがメリットもあるのです。
一般には「なんでも話すのはデメリットしかない」とはいいます。
世の中には話さないほうがいいこともある、というのもわかります。
でも、今の仕事方針ではもうすでに運営会社としての限界は見えたのは
確かなんだよ?
タブーとされてきたことに手を出して、結果失敗した企業もありますが、
大きく成功した企業もあるのもまた事実です。
細々とささやかに成長していきたいのであれば無難なことをやるのが
一番ですが、オンラインゲーム業界なんて新規開拓しきったとはいえる
業界ではないですし、時代も色々と変わってきました。
多少危険な挑戦だったとしても、色々なビジネスプランはやってみても
かまわない業界であると思ってます。
常識にとらわれない新たな創造とはいっても縛りがきつければ結局は
何もできません。
同業界他社と差をつけたいというからには、ゲーム自体の面白さも重要
ではありますが「この会社はコレがあるから!」というゲーム以外での
会社の強みが全くない状況で何の差をつけようというのか。
同じRPGという分野でも、コンシューマーゲーム会社はそれぞれに特色が
大きくあります。
同じ似たようなシステムでも、この会社から、というだけで売れたりします。
そういう「利」を他社よりも得るつもりであるならば、お金をかけて交渉する
ゲームそのものより、ユーザーの信頼を如何に得るか?ということを
第一の焦点にしてしまって構わないと思っています。
例えでいうならあの化粧品メーカーのドモ○ルン○ンクル。
Gamepotがどんなに運営したいゲームでも、交渉に失敗すればそれまで。
交渉は結局は相手にどれだけ有利な条件がついて、なおかつお金が
どれくらい払えるか?という面での勝負になります。
選べない状況で苦しい戦いをするならば、それを選べる状況で楽な戦い
をするほうがいいにきまってます。
「あのオンラインゲームがついに日本に登場か!?」
となった場合、かつユーザーの前評判や人気も非常に高い。
こうなるとどこの会社も運営権がほしい。
ではどのようにすれば優位になるのか?
「あのゲームはこの会社が運営してくれれば…」
という声が大きければ大きいほど、逆に開発会社側から運営してほしい
となる訳です。
そこまで画竜点睛を描けるかどうかは別としても、少なくともこの会社より
この会社の方がいい、という声でもあれば開発会社に対して交渉の幅は
かなり広くなるといえます。
えらい長くなりましたが、だからこそのユーザーを大事に。
その利益はなるべく守るべきものである。
という当たり前の話だと思っています。
ですが、現実はそんなに甘くない。
私の言っていることも夢物語。と一蹴されます。
常識的には当たり前なんですけどね。
しかし、先ほどもいったように業界的には結構頭打ちです。
新しい風が吹く気配もいまのところありません。
この時期に地盤を固めないでなにをするつもりなの?とは問いたい。
というかユーザーを大事にしないで何を運営するの?と問いたい。
大体他の手段はどこの運営会社も検討していたり、既に導入していたり
と、結局は突き詰めると「どこの運営会社がやっても一緒」になります。
そうなると要点は「いかに面白いゲームを提供できるか?」のみになり、
直接ゲームをいじれない運営会社側は苦情対応などを行う創造もなにも
ない会社となり、それはやがて効率化を追求してテンプレ回答のみと
なっていくことが容易に想像できるというかそうなりつつあります。
機械的な対応のみを行う。
それが仕事でもあるんですが、それでもやっぱりサービスを行うからには
心のある会社が望ましい。
ましてやgamepotは社長がこういっています。
『お客様に「アッ」と驚く楽しいサービスと「ホッ」とする温かみのある
サービスを提供し、社会に貢献したいと思っております。 』
また、ゲームポットという名前はゲームを通じてポットのような暖かさを
提供する、というようなことからつけられています。
そんながめぽも心のない会社へ歩みつつあり、私としてはこれ以上は
この会社で一緒にやっていこうという気はなくなった結果辞めたという
感じです。
間違っててもいいじゃない。
でもお客様を大事にしようとするその心と情熱、
そして行動は理解ある人には確実に伝わるんだもの。
そういうそこから伝わる暖かさを今後再び見せてほしいものですね
※2010/03/15 フレ限定になっていたのを修正
いまさらになるけれども、会社を辞めた諸々の中のひとつの危惧と事実。
個人的には、Gamepotの「ユーザーとGMとのフレンドリーさ」というのは
非常に大事な課題だと思っています。
そもそも馴れ合いすぎれば癒着だなんだといわれたり、色々と誤解を
招く要因になったり、垣根がなくなりすぎると会社としての責任が危うく
なることもあるからです。
ただ、やっぱり運営会社ってサービス業なんですよ。
開発会社に対しても、遊んでいるユーザーに対しても、うちが中間となり
双方に利があるように調整する仕事です。
開発会社へはより儲かってもらえるように。
ユーザーへはより楽しく遊べるゲーム、場所を提供するために。
で、私はどちらかというと「馴れ合いすぎ」の方向性で進めていました。
GM業初めてだったということを差し引いても、色々とはっちゃけすぎて
クビの危険が危なかったのは一度や二度ではないのですが、まぁそれでも
どうにかこうにかある程度の実績や働き方などから評価された結果、
先月までは無事だった訳です。
そんな中、あるニュースが私にはいってきました。
この内容自体はカケラすらもお伝えできないのですが(秘密保守契約に
ひっかかるため)、端的に言うと、どこをどう解釈してもユーザー側の一方
的な損失になる事象を推し進めようとしている、というものです。
先に言っておきますが、FEZ自体は関係なく、とある問題に立ち会った人
だけが発生する問題です。
結局まだ決まってもいないようなので今裏でどうなっているのか、今後は
同じプランでいくのかはわかりませんが、簡単にいうとお金が絡むので
やっぱりその辺はきちっとケアをしないといけないはずなのです。
むしろGMとの馴れ合いうんぬんを厳しく監視するより、より現実的に被害
の発生するこちらのほうを真剣に考えなくてはならないはず。
開発会社との関係も大事ではありますが、お金を払ってGamepotの利益
をもたらすのは誰か?といえば文句なくユーザーなのです。
商品があってこその支払いなので、無論商品を提供する側にある開発は
大事とはいうものの、そのために運営会社は「契約金」を支払っている訳
ですから、契約の範疇であればユーザーの利益を最大限に守っていく
のは当然のはずです。
しかしそれがないがしろにされている。
社風的にもそんな感じになってきています。
なぜそうなってしまったか?
口調の端々を捉えていくとなんとなく想像が付きます。
「俺たち(運営会社)はこんなにも必死に安月給で、開発会社とユーザーの
板ばさみになりながら、それでもユーザーの喜びを最大限に考えて色々
と試行錯誤している。そりゃ失敗することもある。でもなぜそれを一回の
失敗でごちゃごちゃ未来永劫いわれなきゃならん。なぜ頑張っていること
を理解してもらえないのか?」
と、いう考えは全てではないにしろ結構多くの人が思っていそうです。
(無論全員に聞き取り調査をしたわけでもなく、ちょっとした言葉の端々
からでる愚痴や口調をまとめたらこんなことを考えている気がする、という
程度の話です。)
少なくとも、ユーザーの反応が悪かったときに「しょうがねーじゃん」という
台詞や、「こっちにはこっちの都合があるんだ」というのはよく聞きます。
会社的に致し方ない事情は確かに存在します。
会社が営利団体である以上、利益を優先しなければならない時というのは
どうしても存在してしまいます。
ただ、それを理解、または許容してもらうには日ごろの信頼が必要になる
のは当然です。
しかし、忙しい+人手が全社的に足りない(明確には人出も人材も)のは
事実なのは確かですが、だからといって本来説明が必要なことを説明する
手間を惜しんだり、余計な誤解を招くからとそもそも説明を省いたり、事象
そのものをなかったことにしたり、ということはユーザーにとっては不信に
つながることしかないです。
会社勤めをしている方や、サポート系などの対応をしたことがある人は
わかると思いますが、「そうはいっても言える事やそもそも言えない事
ばっかりなんだよ」という背景は確かにある場合もあります。
ただ、そうでなくとも説明不足、説明なしは多いのです。
では実際になんでもかんでも説明したらどうなるのか?
私の担当していたコンテンツでやったことがあります。
当時はMMORPGの運営にもかかわらず、何故か二人とか三人で運営して
いた時期なので、そもそも手が回ってないというのはありましたが、その
対応だけで一日が終わる程度には収拾がつかなくなります。
今にしても思えば、もうちょっと良い説明の仕方もあったろうに、とかは
思いますし、実際にそうだったとも思います。
ただ、それを続けていくうちにある程度、信頼をもって接して、真面目に
意見をくれたり、対案まで用意してくれるようなユーザーが増えました。
これは一般的にいう要望ベースではなく、経営の概念やサービスの概念
などから明確に「こういうケースでの集客はどうだろうか?」といった形で
様々な意見が出ていました。
これを実際に反映できるかどうかはまた別の話になりますが、こういう形
で話すことでリスクもあるがメリットもあるのです。
一般には「なんでも話すのはデメリットしかない」とはいいます。
世の中には話さないほうがいいこともある、というのもわかります。
でも、今の仕事方針ではもうすでに運営会社としての限界は見えたのは
確かなんだよ?
タブーとされてきたことに手を出して、結果失敗した企業もありますが、
大きく成功した企業もあるのもまた事実です。
細々とささやかに成長していきたいのであれば無難なことをやるのが
一番ですが、オンラインゲーム業界なんて新規開拓しきったとはいえる
業界ではないですし、時代も色々と変わってきました。
多少危険な挑戦だったとしても、色々なビジネスプランはやってみても
かまわない業界であると思ってます。
常識にとらわれない新たな創造とはいっても縛りがきつければ結局は
何もできません。
同業界他社と差をつけたいというからには、ゲーム自体の面白さも重要
ではありますが「この会社はコレがあるから!」というゲーム以外での
会社の強みが全くない状況で何の差をつけようというのか。
同じRPGという分野でも、コンシューマーゲーム会社はそれぞれに特色が
大きくあります。
同じ似たようなシステムでも、この会社から、というだけで売れたりします。
そういう「利」を他社よりも得るつもりであるならば、お金をかけて交渉する
ゲームそのものより、ユーザーの信頼を如何に得るか?ということを
第一の焦点にしてしまって構わないと思っています。
例えでいうならあの化粧品メーカーのドモ○ルン○ンクル。
Gamepotがどんなに運営したいゲームでも、交渉に失敗すればそれまで。
交渉は結局は相手にどれだけ有利な条件がついて、なおかつお金が
どれくらい払えるか?という面での勝負になります。
選べない状況で苦しい戦いをするならば、それを選べる状況で楽な戦い
をするほうがいいにきまってます。
「あのオンラインゲームがついに日本に登場か!?」
となった場合、かつユーザーの前評判や人気も非常に高い。
こうなるとどこの会社も運営権がほしい。
ではどのようにすれば優位になるのか?
「あのゲームはこの会社が運営してくれれば…」
という声が大きければ大きいほど、逆に開発会社側から運営してほしい
となる訳です。
そこまで画竜点睛を描けるかどうかは別としても、少なくともこの会社より
この会社の方がいい、という声でもあれば開発会社に対して交渉の幅は
かなり広くなるといえます。
えらい長くなりましたが、だからこそのユーザーを大事に。
その利益はなるべく守るべきものである。
という当たり前の話だと思っています。
ですが、現実はそんなに甘くない。
私の言っていることも夢物語。と一蹴されます。
常識的には当たり前なんですけどね。
しかし、先ほどもいったように業界的には結構頭打ちです。
新しい風が吹く気配もいまのところありません。
この時期に地盤を固めないでなにをするつもりなの?とは問いたい。
というかユーザーを大事にしないで何を運営するの?と問いたい。
大体他の手段はどこの運営会社も検討していたり、既に導入していたり
と、結局は突き詰めると「どこの運営会社がやっても一緒」になります。
そうなると要点は「いかに面白いゲームを提供できるか?」のみになり、
直接ゲームをいじれない運営会社側は苦情対応などを行う創造もなにも
ない会社となり、それはやがて効率化を追求してテンプレ回答のみと
なっていくことが容易に想像できるというかそうなりつつあります。
機械的な対応のみを行う。
それが仕事でもあるんですが、それでもやっぱりサービスを行うからには
心のある会社が望ましい。
ましてやgamepotは社長がこういっています。
『お客様に「アッ」と驚く楽しいサービスと「ホッ」とする温かみのある
サービスを提供し、社会に貢献したいと思っております。 』
また、ゲームポットという名前はゲームを通じてポットのような暖かさを
提供する、というようなことからつけられています。
そんながめぽも心のない会社へ歩みつつあり、私としてはこれ以上は
この会社で一緒にやっていこうという気はなくなった結果辞めたという
感じです。
間違っててもいいじゃない。
でもお客様を大事にしようとするその心と情熱、
そして行動は理解ある人には確実に伝わるんだもの。
そういうそこから伝わる暖かさを今後再び見せてほしいものですね