フグかかるんです エサ鈎一考察 | 未熟者奮闘記

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波止の小物釣り師のブログ

波止釣り本舗 『フグ かかるんです』のエサ鈎は

1本鈎タイプと鈎取替タイプとある

 

 

・1本鈎タイプ
エビ餌1尾掛けや エビ・貝のミックス掛けや

たくさんエサを付けボリュームを出す時に有効

 

突かれても これ以上うしろにいかず

 

引かれても これ以上は上にはいかず

 

横から咥えられても 1回転しないようできてあり

 

ゴム管などで固定して アタリ感度を増幅したりで

突く・噛む・引くのアタリを伝達する

 

 

・エサ鈎取替タイプ

ご自身で工夫された自作エサ鈎や 当店販売の専用エサ鈎など 

状況によって 自由に簡単に交換できる

 

 

 

 

このタイプもまた できる限りアタリ伝達率を上げようと
ゴム管固定などで 一体型・固定型に近付けたのだが

今冬は 昨季と違い アタリが出ない日が続き 大苦戦…
 

昨季と今季の違いとして 水温低く 遊漁船も増え 群れも小さく

連日叩かれまくって フグの活性が低いと仰る方もおられるが

仕掛け屋としては その理由だけで納得するワケにはいかず

昨年11月~今年2月まで 考えられるコトを アレコレと試し続けてみた

 

今冬 明石界隈の遊漁船や釣り人らが

潮受けが大きい ハリガネ仕掛けは釣れん! と言うように

本来 激流対応として考案した 「ベタ底仕様」が 不発続きで

底に安定させたとしても 浮かせて誘っても 流してアピールしても

修行タイムが続く中 他社仕掛けの釣り人は カットウ鈎だけでなく

エサ鈎に口掛かりしたフグが上がってくる光景には閉口するしかない

 

しかも 得意とする潮抜け潮止まりの 周囲はアタリが少ない時間帯でも

底ではアタリを出すコトができず 「岩礁仕様」「浮きフグ仕様」での

リフト&フォールからの宙の誘いで かろうじて数尾掛けるのがやっとで 

今季の播磨ポイントは お手上げ状態だったが その中でも

掛ける人は掛けてるし エサ鈎に掛かるフグも まぁまぁ目にした

 

以前なら 前アタリが捉えらえず しつこく噛んだフグが口掛かりした

と カットウ釣り本来の醍醐味が半減と思っていた この光景も

こちらが その前アタリさえ出ないとなると 本気で考えるしかない

 

そう考えると 潮受け大きいハリガネは釣れん という批判も理解ができた

何故 潮受けが大きいと釣れんのか?に答えられる人は少ない中

周囲の状況 そして実際仕掛けを沈めた現状で考えられるコトは「違和感」

 

感度ビンビンを求めるが故に 元々硬い仕掛けなのに 厳寒期・激シブ時の

小さい微妙なアタリを しっかりハッキリ目感度で捉えようと
さらに鈎を一体型に近付けた為 さらに違和感しかなくなってしまい

他の仕掛けと比べ 明らかに自然・普通ではない 海底での波動に加え 

たまたま 一噛み・一突きした時でも その違和感からしつこく喰うコトもなく

警戒心だけが強まり フグに見切られてるのではないかと想像する

 

カットウ釣りは 如何にしてアタリを出すかが重要であるのに

その初段階で躓いてては どうしようもないので

感度ビンビンのハードタイプでは苦戦する時のために

ゆらぎというか 柔らかさというか 少しソフトな面にも着目してみたところ

「違和感」が減り警戒心が薄れるのか 案の定 アタリも増えるコトがわかった

 

播磨灘・淡路・大阪湾 各地で試釣してくれた協力者の感想も一様に同じで

やはり ハードとソフトの両面は 様々な状況に対応するには不可欠であり 

2024は この辺りを突き詰めていこうと思うウインク