海、浜辺の記憶に訴えかけてくる映画
タイトルがクジラなので、そのジャンルの映画だと思う向きもあるかもしれない。
哺乳類・人類の遺伝子記憶に響くという意味ではあり得る。
ダーレン・アロノフスキーの最新作を観て感じた想い
大量の涙、、、大量の水を孕んだ身体
人間関係、性差、親子の絆、翻弄されて生きるのが人生。
だが、最後の時に満足して死ねるか?という命題よりも遺伝子の記憶が蘇り、大宇宙との一体感がもたらされる瞬間に向かって進んでいくのが人生なのかもしれない。
進化論によると、
人類は陸に上がった魚類から進化したと考えられている。
彼は最後の瞬間、さらに陸上から先へと移動出来ただろうか。