入院当日の朝。


普段は朝食を食べない夫が、今朝は食べようかな…と。白米、味噌汁、卵焼き。最後のご飯かぁ…とポツリ呟く。バタバタした朝で良かった。しみじみせずに済んだ。


9時過ぎに車で病院に向かう。

9時30分に着くと10時からコロナ検査、結果が出るまで車で待機。待っている時間に、どんな気持ち?今日まで長かった?など聞いた。無症状なのになぁ…みたいなことを言っていた。でも手術は怖くないって。私も信じられないよ。


コロナ陰性の電話を受け、無事に病棟へ。


術後2週間は家族であっても面会不可。いつでも電話やビデオ通話ができるようにと、個室希望し、それが叶った。ラッキーだった。

入院の日は私も病室に入ることができた。

かなり綺麗で東向きで明るかった。窓はカーテンではなく障子で光を遮ることができ、これも良かった。トイレも新しく清潔。文句なしの個室。

約13,000円と、なかなかのお値段だけど、これまで一生懸命働いてくれた夫には、もったいないとは思わない。少しでも快適にゆっくりしてほしい。電話もたくさんしてほしいし。


少しすると、入院説明や、血糖値測定、体重測定、昼食などなど、夫はなかなか忙しい。

私もいつまでも居るわけにはいかないので、病院のコンビニまで一緒に行き、私と息子の昼ごはんを買い、夫はカレーパンをおやつに、サラダチキンを夕飯に購入。しばらく流動食だなーと。

頑張ってとか、大丈夫とか、簡単には言えず、私はどう返したか覚えてない。そうだねーくらいに返したかな。じゃぁ手術の朝に来るからね!とバイバイした。


この日の夜、私と息子は友達親子と外食した。

夫のことは話してなくて、旅行のお土産渡したいと連絡があった。夕飯も一緒にどう?とお誘いいただいた。お土産だけいただこうか、と迷った。夫が入院する日に私たちだけ外食って悪いなと思った。

夫に話すと、病気のことは話していいし、外食もしてこいっ👍と言ってくれた。


子供たちも久しぶりの再会で喜んでいた。私も泣かずに話ができた。誘ってくれた友達も子宮異形成の手術を受けたと話してくれた。みんな言わないだけでいろいろある。私もメソメソしてられないなっ!と思った。