ジョージアでもアトランタ周辺となると土地の大きさには限りがあり、大きな土地はだいたい古い家付きの土地か、広い土地の真ん中に昔家を建てて、その家を売りに出すのに、土地半分と家を分けたというような土地がけっこうありました。そういう土地は縦に長かったり、元の家が真ん中にあるので、土地が広いわりにはすぐ隣に家があるとか、土地の半分くらいが岩なんていう土地もありました。いい場所にいい土地というのを探すには本当難しい!
それにいろいろ見て、分譲地に土地が欲しいというのが願いでした。分譲地でないとジョージアのこの辺では大通りに面している場合がほとんど。そうすると、通りの車の音がうるさい、家の出口からいきなり大通りで危ない(車を出しにくそう)、両隣りに建つ家や近所の家がゴミ屋敷になる可能性もあるということがあるからです(実際にゴミ屋敷みたいなうちが両隣りにあるなんて土地もありました)。分譲地だと、住宅主協会というのがあり、いろいろと建物の建て方や土地の使い方などに決まりがあることが多いのです。それが面倒なこともあるのですが、近所の外観を守ってくれる、家の価値が下がりにくいなどという特典があるのです。
ところが、5エーカー以上の土地で、しかも家畜(馬なども含む)などをかってもいい分譲地というのは非常に限られてきます(馬が良くても牛と豚はダメとかもありました) 。
学校学区のレベルが高く、広い土地が残っており、分譲地希望という難題条件でダーリンは必死に調べ抜いてくれ、私たちは毎週のように土地を見に行きました。
新しい土地には住所がまだありません。ですから、毎回土地を見に行くたびにどこが売りに出てるかを探します。大抵は大きな看板が出てるんですが、売りに出たばかりの場合、サインがないこともあります。
私たちがこの土地を見にきた時もそうでした。リーマンショックがやってくる前のバブル期に開発された分譲地ですが、一気にバブルがはじけたためにこの土地も売れ残ってしまったのです。16ロットあるうちの3ロットのみに家が建っていました。そのうちの一件のみが道路から見えるところに家を建てており、その日はたまたまその家の家主がいたのでドアをノックしました。
とてもフレンドリーな方で、私たちが土地を探していて、ここも見にきたと話すと売りに出てるのはそのロットだけでなく、この奥もほぼ銀行が所有しているというのです。土地の開発者がとうとう売り残れた土地の支払いに追いつかず、銀行差し押さえになってしまったんだとか。
別の土地を見に行き、看板も広告も何もないので、軽くハイキングした後に家に帰りダーリンがいろいろと調べました。
ここの分譲地は1ロット5〜6エーカーという区切りになっていましたが、一つだけ12エーカーがあり、しかも私が望む袋小路の位置にありました。
この日私たちは他の土地もいつくか見たのですが、ピンとくる土地はなく、帰り道にもう一度足を運んだとき、丘の上からの空の色がとても綺麗で、やっぱりここがいいのかもと心に響くものがありました。
とはいえ、これは大きな買い物になりますし、将来ここで私たちの家族が育つのです。なかなか決断は決められないまま、なんとなく時間が過ぎて行くと、ある日、連絡を取り合っていたその分譲地の近所の女性から連絡で、「いろんな人が土地を見にきていて、少しずつ売れてるよ!」というのです。わたしたちはほぼその土地に決めていたので、慌てて銀行に連絡し、土地の購入の手続きを進めることになったのでした。私たちが土地を見に行った時は野放しになり荒れていた土地もあっという間に売れてしまい、とうとう全ての土地が数ヶ月のうちに売れてしまったのでした。本当にすごいタイミングでした。
こうして一昨年の暮れに12エーカーの土地の購入に至りました。