そんなことがまかり通る世の中





例えばの話



あなたが通帳を紛失したとしよう



その口座には

お給料なり年金なりが

確実に振込みされ

公共料金なんかが自動引き落とし

借り入れ機能がついていたら

借りたり返したり



紛失したとしても

キャッシュカードがあれば

残高だけならすぐに調べられる



しかし過去の記録となると

センターを通し

出して貰わねばならない



多少時間はかかるけれど

10年以上経っていても

記録はもちろん

冬眠=休眠口座なんかも出て来る





その結果

出た明細の内

自分に不利益な内容だけ

記録が残っていたとしたら





これも例えばの話



覚えがないのに

借り入れした記録や

借り入れし返済したのに

完済していなかったり



その時点で未返済と決め付けられ

利息がついて

とんでもない金額が

請求される結果となったとしたら

あなたはどうするだろう



この場合

実際借り入れし

未返済で請求が来たとしても

内容にもよるけれど

時効が成立



しかし今後

あなたには

【 未 返 済 】

という文字がついて回り

その銀行のブラックリストに載る



リストは他の機関にも回るだろう



『 借りていない 』


『 確かに返済した 』



そう言っても聞く耳を持たず

こちらとしても

何も残っていないのだから

立証のしようがない





言い方を変えてみよう



返済したはずのお金が

未返済になっており

それを請求されたとする



同じように覚えがない


あるいは確かに返済したとして

当然あなたは

明細の開示を要求する



しかし相手は

何故か記録を出さない

ただ請求するのみ



いつどんな形でいくら借りて

いくら返済して

いくら残っているのか



最終的な金額が出ているのなら

どうやって計算したのか



押し問答の挙げ句

出て来た相手の返答は



『 記録はない 』


『 明細は残っていない 』



あなたは頭の中が真っ白になり

相手の顔を見つめるだろう



言っていることが理解出来ず


『 何 故 ? どうして ? 』


という言葉すら

すぐに出て来なくて

ただただ相手を見つめるのみ



何を参考に計算し

何食わぬ顔で請求しているのか





唖然としたあなたは

しばらくして疑問を口にし

何度も追求する



すると相手は重い口を開く


『 ないものはない 』



時効も何も返済する義務もなく

法的にもあなたは違反していない







そういう場に

正に今私が遭遇している



相手は金融機関でもなく

借り入れでもない



公的機関である



私に支払われるべき金額が

記録がないため

うやむやにされてしまった



弁護士に入ってもらい

ようやく



『 記録がないこと 』


『 つけていなかったこと 』


がわかったが

そのお金は

一体どこへ行ってしまったのか


どこへ保管していたのか


金庫だろうか引き出しか





その後

私の口座に振込みがあった



記録がないのに

どうやって計算したのか


奇妙な金額





東京都に区に話しても無駄だった





『 ないものはない 』





笑える





今世間を騒がせている


文書改竄問題





区や都が係わり合いになるのを


恐れているのなら


国に


アベ氏にでも聞いてみるしかない






スローガンは


『 進 め る 責 任 』


らしいから





とりあえず


日本語として・おかしい