ジグソウ役のトビン・ベルが大好きだ


シリーズ・ファイナルを含め7作あるけれど、ホラー・スプラッターと侮るなかれ


TSUTAYAなどでは、ミステリー・サスペンスに分類されているが、ヒューマンでもいいのではと私は思う


ジグソウことジョンは確かに猟奇殺人鬼だ


けれど見方を変えると、あんな形であれほど生と死を真っ向から取り上げた作品も珍しい


極限状態に追い詰められた時、人間がどんな行動を取るのか


果たして正解はあるのか


ジョンは生き残った者を『生存者』ではなく『生まれ変わった者』と呼ぶ


そして彼らは生の素晴らしさに心から感謝し、蔑ろにしている者に天罰を下す


テストという形で


確かにそんな権限は彼らにはないし、許されない行為で、どんな言葉を使っても正当化出来るものではない



7つのストーリーの内、中弛みもあるが醍醐味を味わいたければ2を、ひとりの刑事とFBI捜査官とを主軸に展開していくシリーズ5が素晴らしく一番好きだ


そして号泣したシリーズ6


シリーズ3の繰り返しになるけれど、人を赦すことの大切さをもっと掘り下げて描いている


赦さないがゆえに、そのつけは結局自分に返って来ることも



ファイナルの結末からするとエンドレスに続きそうだが、主人公ジグソウ=ジョンの【遺言】は伝わったわけだから、ひとまず終焉にしたのだろう



2004年公開シリーズ1~
2011年ファイナルまで全7作品



苦しい時、悲しい時、辛い時、敬遠せずにぜひ一度ご観賞を