南斗六聖拳が出尽くしたので、あとはかなり難しくなってきます。
第16位!
「ウイグル獄長」
・・・どうでしょうか?
作中最大軍閥の拳王軍なので、力のある幹部もそこそこいることは想像に難くありません。
当初、ラオウが最も危険視していたのはトキ、あるいはトキとケンシロウが合流することでした。
そんなトキの監視をカサンドラで任されていたのが、獄長ウイグルです。
それだけ、ラオウがウイグルの実力を買っているということの証左といえるのではないでしょうか。
ウイグルはかなりの巨漢で、他の拳士に比べるとかなり年配に見えます。
敵や捕らえられた(拳王軍側から見た)罪人に対しては、一片の情もなく赤子の命を奪うことすら躊躇しない恐ろしい卑劣漢。
しかしその実力は高く、2本〜無数のムチを自在に操る「泰山流双条鞭」 はケンシロウに見切られるものの、「 泰山流千条鞭」は一時ケンシロウの動きを封じる事に成功します。
しかもムチが速い!
ひょっとしたらこの戦いを見守っていたひとり、レイも見切れていないかもしれません。
さらに、身動きが取れないケンシロウに向かって放った超激突技「蒙古覇極道」は、食らったケンシロウを気絶させるほどの威力。
あれ?ユダとかシュウより強くね?
また、一度は北斗神拳でいつも通り爆散したと思わせておいて一瞬蘇生するなど、身体が強いのかラオウへの忠誠心が強いのか、とにかく侮れない戦士でした。
恐らくトキも、カサンドラの兵士は倒せても、そのままウイグルを相手にするのは病の身体ではリスクがあるし、やがて来るであろうラオウとケンシロウとの戦いに備え、自分がここで倒れるわけには行かないと悟り、カサンドラでケンシロウを待つという選択肢を取ったのではないでしょうか。
というわけで、戦闘力だけで言えば拳王軍NO.2とおもわれる、ウイグル獄長でした。