ランナーは3枚+α程度だが、細かなパーツが多い。

だけど、パーティングラインも殆ど見えないくらいの精度の良さで、その位置的にも目立たない工夫がされている様子。

雑誌の表紙やワインボトルのラベルなど塗り分けの難しいところは、付属のデカールで再現可能だ。



マスキングテープで固定しながら仮組してみた。


デザイン的にはバランスも良くて充分良い感じ。


劇中のシーンとは違うけれども、今回はキットの構図を活かしてそのまま組み立ててみたいと思う。


…でも、やっぱり手を入れたい所は何ヶ所か有る。


ちょこちょこと改造を加えながら、作って行こう。



先ずテーブル上のワインボトル。


栓が開いているにも関わらず上部が真っ平だったので、ピンバイスで穴開け。



テーブル横のバケツは中の水をそれらしく表現したいので、リューターで中身をくり抜く。



これまで使ったことは無いのだが、中の水はUVレジンを使ってみようと思う。


ここもそうだが、クリアーパーツなら良かったのにと思うところが何ヶ所か有った。



ポルコの飛行帽のゴーグルもレンズ部分をレジンで再現したい。


まぁ上手く行かなければ、そのまま塗装すればデフォルト通りと言うことで。。。



削って、リューターが滑ってやらかしたところは瞬間カラーパテで補完して、黒で塗装。


上から透明なレジンを乗せれば、それっぽく見えるだろうと想像して…。


何せここはとてもガラスレンズには見えない中途半端なデカールを貼り付ける指示があったりするので…。



一番納得行かなかったのは、テーブル上のワインの入ったグラス。


これこそはクリアーパーツにして欲しかった。。



ここもレジンで何とかしようと思ったが、使えそうな材料を発見。


調色用に大量買いしていたスポイト。


おそらく素材はPPかな…。


めちゃくちゃ小さい上に代替出来そうなものが無かったので、スポイトを見つけた時はやや小躍り気分だったw。



コレをサイズの合う部分でカットしてグラスに見たてる。


スポイトのパーティングラインも、デザインナイフでなるべく削ぎ落として、1000番以上のペーパーとコンパウンドでなるべく透明に近づけておく。



底の部分は、透明なホットボンドを垂らした上に押し付けて作る。



透明を維持しながらの接着剤が使えない素材であることを懸念していたが、ホットボンドはかなりしっかりとくっついている様子。



中にエナメル塗料を注ぐ。


クリアーにマゼンダと黒をちょびっとの調色。



縁に着いた塗料を削り落とし、それなりにワイングラスに見える様になったか…。


仕上げに艶アリのクリアーを吹きたいところだが、塗料が乗るのかが微妙なので、中の塗料が乾いたら先ずは透明なプライマーを塗ってみてグラスの透明度を上げられるか試してみよう。


コレ以外に改造を施したいところは、ラジオのや電話のコード類だ。


逆に見た目が煩くなるかも知れないが、シンプルに再現出来ればリアリティが増して見栄えが良くなるだろう。