やはり全部塗装するのは怖いので、ニノウデとフトモモだけ合わせ目部分を塗装で消してみる事にした。
使う塗料はラスキウスのホワイトピーチ。
成形色よりも少し白っぽく見えるが、クリアー系の塗料なので合わせ目を中心にばかす様に塗ってみる。
結果、殆ど合わせ目は見えなくなり、未塗装の肌パーツと並べても色味の違いはほぼ分からないくらいになった。
もしもう一度があるなら、今度はランナーパテで合わせ目消しをやってみたいところ。
エクソシストの赤い目は、それなりに小悪魔っぽさを出していると思う。
しかも眉毛は頭髪の色と合わせてラベンダーなので、違和感もない。
だけど今回この瞳の色を弄ってみたくて、デカールを購入してみた。
瞳と眉毛の部分のプリントを落として、違う色のデカールを貼ってみる。
プリントは各種溶剤で簡単に落とせそうではあったが、ABSが溶けたり割れたりするのも怖かったので、コンパウンドで削り落とす事にした。
粒子の番手はよく分からないが、車用に買っていたホルツのコンパウンドを使用。
粗目で根気良く頑張れば落ちると言うレベルなので、ペーパーかけるよりはマイルド。
その後は、順に細目と極細のコンパウンドで磨いて仕上げる。
コンパウンドに油分は無いと思うけど、最後はブラシクリリンでサッと拭き上げて終了。
そしてデカールを貼り付け。
瞳の色は頭髪に合わせた薄紫色だ。
最初は失敗のリスクの少ない目を閉じた表情のものを、と思ったが、それでも簡単では無いな。
瞳のデカールは、片目づつ貼るよりも左右共に乗せてから位置調整するのが良い様だ。
水気を取ったら、ウェザリングマスターで軽くチークを入れる。
位置調整は意外と難しい。
でも、前髪をあてがうと表情の違いがよく分かる。
この顔パーツは、明らかにタレ目過ぎだな…。
エクソシストはちょっと吊り目な位置が正解か。
何度も修正して納得が行くところまで持って行ったが、瞳のデカールは上下左右の位置よりも目の角度、そう〝回転方向のズレ〟が一番分かりづらくて修正が難しいのが分かった。
今回の様にプリントを消してデカールを貼る場合は、プリントを綺麗に消し切らずに少し残して、それをガイドにデカールの位置決めをするのが正解かも知れない。