制作動画などで見る限りでも、ずば抜けた造形のソフビキット。
前回のティラノサウルスと同じシリーズのペガサスホビーのキットだが、おそらくこちらの方がかなり新しい物だと思われる。
パーツ数は意外と多い。
ソフビについては素人なので、何故分割されているのかも分からないパーツがあるが、組み立て自体に迷う様な事は無い。
素材はティラノサウルスの時よりも柔らかくて、ソフビらしいモノだ。
はめ込むだけで自立する精度。
そして台座に置くだけでは無くちゃんとダボがあるのでしっかりと安定する。
それにしても、どこから見ても絵になる造形。
存在感・躍動感・生命感・迫力、何れも文句無い。
合わせ目は、ディテールに沿って決められていて、極力目立たない工夫がされている。
最低限の合わせ目消しだけで、モールドの再現もほぼ必要無さそうだ。
土台の底辺はソフビではなくプラ素材。
ティラノサウルスの時は小さくて柔らかく少し反ってしまっていたので、その辺りはかなり改善されたと思う。
水面や倒木も有って、ジオラマベースとしてより秀逸なモノに。
今回の獲物がシファクティヌスであることは解説図を見ても分かるが…。
…絵が丸々飛んでんだけど…。
シファクティヌスには縦モナカなパーティングラインが目立つ。
コレは要加工だな。
でも本体には目立ったパーティングラインは無く、殆ど手を入れる必要が無さそうだ。
一本で全体重を支える右後脚は、ソフビではなくプラ素材だった。
よく考えられている上に、胴体のソフビと完璧に色合わせ出来ていて合わせ目もバッチリ。
柔らかくて変形し易い素材なので塗装が剥がれ易かったりするだろうか。
トータルではかなり大きいので、バラの状態でプライマーを吹いてしまうのもアリかも知れない。