試し吹きと言う程度だが、Raywood profix のハンドピースTH-C01を使ってみた。

噴霧もとても素直で正確。

ボタンもスムーズで使い心地の良いハンドピースだと思った。

高級なモノを使っている人には物足りないだろうが、少なくとも私の使用用途には充分な性能だと思う。


吹き付けの技術的な許容度で言えば、ボタンの動きのスムーズさなどが最重要視されるべきかも知れない。

だけど、エア圧やボタンの引き代を手元で機械的に設定出来るのなら、私としてはそこに頼って自動化しても充分なのかなと思う。


復帰後暫くハンドピースは一本でやっていた。

人によっては口径や用途に合わせて数本を使い分けると思うが、元々いい加減な性格なのであまり不自由も感じていなかった。

グロスでツヤツヤに仕上げたり広範囲の平面をムラ無く塗る様なシチュエーションも無かったので、例え多少塗料が混ざろうが追吹きになろうが許せたところが大きいかも知れない。


細い線も引かないので0.2mm口径は必要無い。

0.5mmでも腕次第では0.5mm幅の細線が引けるのだから問題無い。

逆に細い口径のメンテのしづらさや破損の恐れ、メタリック粒子の詰まりなどを考えれば、全部0.5mmで良いくらいだと思う。


用途に関しては、サフ&メタリック・クリアー・その他、の三本があれはイケるんじゃないだろうか。

それこそ全部TH-C01で揃えても良いくらいかも、。。



シリーズで共通して使えるヘッドアッセンブリーとニードル。

廉価な機種と交換ニードルを買うくらいならフラッグシップの方が安いと言う事実w。

更に交換用Oリングのセットやリペアキットも販売されていて、正に一生使えるんじゃないかと思ってしまうくらい。

動画によるサポートも充実で、ハンドピースの分解清掃に80分もの解説がつく。


もう言うこと無いね。

もし物足りなくなっても、ここまでに費やした費用は本当にお試しレベル。

後悔するほどのダメージじゃない。

更にやりたいことが増えればまた新しいハンドピースを買えば良いだろう。

それよりも、いろいろミスして不具合を出しまくるであろう今を、安くてリペアの効く道具で楽しめるのが素晴らしいことだと思う。

…まぁ、それなりの道具を慎重に大事に使って技術を向上させるってのももちろんアリなんだろうけど。