京の都は、碁盤の目に張り巡らされた結界で成り立っております。
九字に通る道によって、『魔』を細かく切り刻むのですね。
しかし、それは、
『魔』が居るという前提。
私の心には『魔が居らんねん!』
なので、
九字は切らなくてもええ。
たとえ、切ったとしても、刀印を収めなくてはいけない。
まずは、右の人差し指と中指で刀印をつくる。
なまく さまんだばさらなん せんだ まかろしゃな そわたや うんたらた かんまん
左手でこしらえた鞘に刀印を差し込み、不動明王の慈救呪(じくのじゅ)を 三回唱えて、
刀印を抜き、九字を切る。
その際、左手は‥印のままの状態で、腰に当てる。
臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前
印を解く。(刀印を左手でこしらえた鞘に収めるねん。)