ブログを覗いて下さりありがとうございます。
子ども達とママの笑顔の為に、オーストラリアから発信している幼児教育コンシェルジュの岸田ひとみです。
私と日本産まれの長男は、日本人。次男は、オーストラリア産まれのオーストラリア人。主人は、アイルランド人と多国籍な家庭の我が家。
子育ての一貫として、その特性を生かして、機会があれば、色んな文化を肌で感じて欲しいという想いがあります
2年前は、長男を日本の幼稚園に通わせ、音楽会やマラソン大会、日本特有な大掃除を経験し、大満足でした。
去年は、小学校で働く義理妹のおかげでアイルランドで主人の母校に通わせる事ができ、アイリッシュフットボール(アイルランド式サッカー?)やアイルランド語を学び、今でもたまに思い出しては、ジョークを交えてアイルランド語を話したりする事があります。
今年は、ありがたい事に、オーストラリアの学校の長期休暇を利用してランドセルを背負って日本の小学校に通っています。
初日は、知らないお友達との関わり、言葉の壁や文化の壁でどんな風に感じて帰ってくるのか不安で、
心配をしながら送り出しました。
本人はというと
満面の笑みで帰宅、
「楽しかったぁ。今日はね、お腹がすいて、すいて、すいたんだけど、我慢して良かったぁ。」
「私は?」
となりながら聞いていると、
「だってね。日本の給食は、美味しいんだもん!待ったかいがあったよ♡」
「マミーもそう思うよ」
と素直な感想。
本当に、給食制度は、素晴らしい。
日本の学校は、いたれり、つくせりです。
家の近くに集まって、登校する時も、上級生が中心になって下級生を学校まで連れて行ってくれます。
また、至る所に立った地域のお爺様達が、子ども達が安全に通える様に、見守って下さいます。
学校に着いてからも
「クラスは、何組?」
と上級生が声をかけてくれ、
クラスまでお供してくれました。
外からクラスを見ていると、丁寧に
いろいろ話しかけてくれています。
下校は、学年別の一斉下校。
近くの家のお友達と並んで帰宅します。
まるでお兄ちゃんの長身 長男くん
初日は、私達も様子を見に行かせていただきましたが、その時にも担任の先生が懇切丁寧に息子が1日どの様に過ごしていたか、どんなお勉強をしたかなどをお話しして下さいました。
もう感動〜
オーストラリアの学校は、どちらかといえば、個人主義。
毎日のように流れてくるメールに必死に目を通し、忘れない様に各家庭で確認。
子ども達も、自分の事や行事など口頭でしっかりと親に伝えないとうっなり参観日や大事な事も伝わってこない事もあります
給食は、夢の話
ランチは、毎日家庭で準備
それだけでも、かなりの負担です。
毎日の送迎も勿論親の私達が行います。車に乗せるか、徒歩で毎日送り迎えです。
自立心を養う事や子ども達が、自信や責任を持って発言できる様になりる事は素晴らしいなと思います。
また、子育ては、最終的に親の責任であり、学校は、それの援助や導きをしてくれる場所という事を教えていただいていると感じるのも事実で、いかに家庭が子ども達の教育に対して関わる事が大切かを感じます。
日本を離れて暮らしていると
文化や風習など日本のいい所が目につきいいなぁ〜と感じるのですが、
きっと無いものねだりもあるんでしょうね
初日は、ウキウキで帰宅した長男ですが、やっぱり難しかった事もあった様で、
「だいたい分かったけど、ちょっと分からなかった先生が、早く話すと難しくて、お隣のお友達が教えてくれて、あっそっかってできたよ。」
と片言の日本語で話してくれました。
一年生と言えども宿題や学期末という事もあり復習のテストがある様で、動物の鳴き声は、英語でいいよとオマケしてもらったり、漢字で悩んでいるとヒントをもらったりしているようです。
バイリンガルに育てたいという、私達親の気持ちは、時として親のエゴになり、時々漢字や本の意味が分からず頭を抱えている息子を見て、
これでいいのかな?なんて、正直、悩む日もあります。
でも、いつの日か、
バイリンガルで良かったって子ども自身が感じてくれる日が来る事を願って、日々、あれやこれやと試行錯誤して行きたいなと思うのです。
バイリンガルに育つとは、決して2つの言語が話せるとか理解できるだけではなくて、文化の違いや考え方など子ども達本人が、異文化に触れて、そしてなおかつ、自分が心地のいい環境や場面をその違いから生み出してくる様に育って行く事だと思っています。
運命として、日本人とアイルランド人のミックスとして産まれた息子達には、日本やアイルランドのアイデンティティも持ち備えて育って欲しいと
強く願います。
私は、日本で生まれ育ちました。
26年間ずっと日本。
あまり、決まりきった生活が得意ではなく、日本では、息苦しさも感じていました。
また、違いが分からないから日本の良さを実感する事も出来ませんでした。
疑問を持つ事や、どこかの受け皿に
出会うのも遅かったので、
違う生き方や考え方がある事を選択として小さいうちから知る事ができる素晴らしさは、身にしみて感じています。
息子達よ〜。
スクスクと育っておくれ!
母の願いは続きます。
長々とお読みいただきありがとうございました。