幼児教育コンシェルジュの岸田ひとみです。

 今、私は、ブリスベンの南の方で小さな家庭保育園を経営しています。その場所は、シティからは、あまり交通の便が良くないエリアに住んでいるため、シティに住む学生さんや、ワーキングホリデーの方々には、少々辺鄙な場所なんです。

ただ、本当にありがたいことに、こんな辺鄙なところの小さな小さな園に、ボランティアがしたいと、何か学びたいといって通ってきてくださる方が後を絶ちません。

すでに保育や、教育を経験した先生方、新しく幼児教育に興味を持った方々、どの方も溢れんばかりの情熱をもって面接に来られます。いや、情熱を持った方が、最後まで、園にかかわっています。

私にお金や、実力や、地位があれば、みんなにオーストラリアに残れるビザという切符を差し上げて、働ける場所を設け、お互いに保育力を高めていければと思うのですが、なかなかそうもいきません。

私は、もらうばっかりで、みんなにお返しできているのだろうか?
そんな疑問と自分へのいらだち、どうしようもない焦り。。。。

そんな葛藤の毎日の中でも、また、今日も、明日も笑顔で通ってきてくださる先生たちと、
子ども達に囲まれる最高の日々。

ありがとう。

私にできるのは、精いっぱいの毎日です。