12.18〜19 ミャンマー*ヤンゴン→インレーへ。 | Hitch × kakeru* 世界一周食の旅

Hitch × kakeru* 世界一周食の旅

2012.8〜1年4ヶ月 47ヶ国の夫婦 世界一周食の旅を終えて、
御徒町で【世界の料理・世界のビール・スイーツ】の
お店 『ヒッチとカケル』やってます☆
ヒチカケと呼んでくださいね☆

なんで白髪ってぴょんぴょんとはねて目立つんでしょうかね。
寄る年波を感じきってるkeiです。

さてさて、ゲストのイチローさんが帰国してしまったので
また二人旅に戻りました。
なんだかすっかり3兄弟みたいになってたんで
とってもさみしい感じです…。
しかも兄ちゃん、とっても明るくて楽しかったから
妹(図々しい。笑)と弟の二人きりだととっても静かになっちゃいました。。

さて、そんなことも言ってられないので、進みます。
私たち二人は、ヤンゴンからインレーへ移動します。

ずっと、バガンに遺跡を見に行くか、インレー湖に行くか
迷っていまして、おたけはバガンを主張、
私はインレーを主張していて、ずっとどうしようかねぇ…と。
ミャンマーに来た事のある人はホントに両論に別れてまして。

でもイチローさんの「インレーでしょ!」の一言で
2対1の多数決でインレーの勝ちになりました(笑)



前日にバスのチケットを購入。
ちなみにバスのチケットは東京ゲストハウスで購入しました。
Wi-Fiすごく借りたり、日本円を両替してもらったりして
お世話になったのもあったりして~。

しかもインレーへ行くまでもいろいろと説明書きと
ビルマ語の行き先とかも書いたメモまでちゃんとくれました。

まず街からタクシーでPARAMI BUS TERMINALというところまで
行きます。ここはだいたい1時間くらい見ておいた方がいいよ、ってことで。

★ヤンゴンバスターミナル → インレーはバスで14000チャット(約1400円)

★ヤンゴンからバスターミナルはタクシーで3500チャット(約350円)

バスターミナルに着いて、チケットを見せて、あとそのビルマ語のメモを
見せたら、着いたのが少し早かったので座って待ってて。
と言われて、ただただ待つ。
ちなみにこのバスターミナルはあんまり回りで何かを買えるとこが
ないので、ドリンクとかおやつとかは前もって買っておいた方がいいかな。

待ってたら、おじちゃんがカウンター的なところを
指さしてパスポートって。
バスに乗るのにちゃんと乗客の名前やらを控えるようで
パスポートを提示。
そしたら、こんなカードみたいのを渡されましたよ。

ちなみに地元の方々は他のアジアの国々と同じで
すんんんごい大量の荷物とともにやってきます。
で、それを計りに乗せてお金を払っています。
…荷物別料金かかるのかなぁ…
と疑問を持ち始めた頃に,おじちゃんがまたきてバス!と。




やってきたのはミャンマービールバス!
おたけ氏、喜んで写真を撮ります(笑)

さっきのカードを渡して、荷物を預けて乗り込みます。
(ということで、荷物別料金はかからず!)

バスのチェックインが12:30と言われてて
出発は13:00と聞いていたのですがオンタイムです。



乗ってみたらあらびっくり!綺麗じゃないの!
ちゃんとそれぞれにブランケットと枕が!
でもこのブランケットの意味を後で知るのですが。。

どんどんお客さんが乗ってきます。
乗車率100%
そして地元率98%
2%が私とおたけ氏です(笑)

え~~インレー湖って観光名所でしょ?
欧米人とか行くんじゃないのぉ~??とか言いながら
バスで流れてるビルマなドラマをぼんやり見たり(笑)
コメディかと思ったらシリアスっぽくて
しかもえっっらい長いぞ、これ(笑)
寝て起きてもまだやってました(笑)

途中で休憩が2回くらい入って、2度目の休憩は夕方の18時頃で
大きいサービスエリアみたいなところに止まって
レストランも何軒かあったので、そこでカレー&ロティとミルクティーを。
熱々で結構おいしい!

その後、またバスに揺られます。
バスからの景色はほんっっとにずうっと草原というか
なーーーーーんにもなく。まーーーくらです。
そして…どんどん進むにつれて、どんどん寒くなってきました。

インレー方面は涼しいので、上着などを…って確かに
ガイドブックにも書いてありました。
でもヤンゴンは毎日ぎらっぎらに暑くてノースリーブだったので
さすがにさ~、って思ってたらなめてました。

ここで、ブランケットが大活躍です。
持っていたカーディガンとウィンドブレーカーを着込み
そこにブランケット。
それでも寒いねぇ。。といいながら。

インレーはビルマ語では『NYANG SHWE』という街の名前なのですが
バスはその手前の『SHWE NYANG』というところに止まります。
そこからタクシーとかなにかしらのピックアップがあるよ、
と聞いていたのですが…

『SHWE NYANG』に着いたのは夜中の3時!
しかも回りはなーーーーーーーんにもなくって
街灯がほんの少しでまーーーーーっくら。
でもって、おそろしく寒い。。。。

着いたバスの回りに数人の兄さん達が寄って来て
バイクで街までいくよ、6000とか9000チャット(600~900円)って。
でも聞いてたのはだいたい2000チャットくらいだったので、
それは高いし、しかもバイクじゃ荷物大きいから無理だし。
と断り、火を焚いていた近くの人にタクシーとかないか?
もしくは暖をとらせてと寄って行って話かけるも英語が通じず…

よし、それなら歩くか!

と、街まで車で40分と聞いていた道のりを歩き始めた私たち。

が、歩き初めて5分もしないうちに、辺には街灯がなくなり
ほんっっっっっとに真っ暗に。
足下すら見えない。
そして、恐ろしく寒いし、近いのか遠いのかもわからない場所で
犬が吠えているのが聞こえる。
このまま、進んで、犬とかが急にでてきてもわからないし
万が一襲われても確実に身ぐるみはがされるな…これ…。

と、引き返すか、進むかを迷う。

ただ、この時見た、星空だけはおそろしく綺麗で。
さすがにまっっくらで街灯も光もなにもない場所で
寒いので空気も澄んでいて、空から降ってきそうなくらいの
いままでみたこともないくらいの星空。
普段はみえないであろう小さな星まで全部見えて、
今までの人生の中で一番綺麗だった星空。
寒くなければ、じっとそれをみながら朝が来るのを外で待ってもいいと
思ったくらいの素敵な星空。

ただ、朝までそこにいたら凍え死にそうな寒さなので
やっぱり方法を考えなくちゃ…

と、迷っていたら、車のライトが後方から!
近くに来たら、なんと!ソンテウみたいな乗り合いタクシーだった!
で、家族が乗ってて、止まってくれて
街まで行きたいんだ、というと「乗りなさい!乗りなさい!」って
感じで。いくら?って聞いたらちょっと迷って奥のお父さんに聞いて
「2000チャットで」って!
それ普通の価格だし、もしや、今心配してただ乗せてあげようとしてくれたの?
って感じで。。。もう通りかかってくれただけでありがたいのに
そんな気持ちがもう泣けるくらい嬉しい。。
救いの神があらわれた気持ちですよ、まさに!!!!

ちなみにその時、その家族が着てたお洋服は厚手のセーターに
さらにセーターっぽいポンチョみたいのまで着て
もちろんフル装備ですよ。
その時の私ら、レインコートは着た物のその下は半袖とキャミで
下は二人で短パンで裸足でサンダルですよ…。

ありがたく後ろの席(外なんだけどね)に乗せてもらって
寒いのは寒いので、がたがた震えながら、星を隙間からのぞき見て
揺られる事40分。
街に着いて、宿はどこ?と聞かれて、まだ予約してないけど
ここに泊まろうと思っててって名前を言うと
ちょっと遠いから、そこまで連れていってあげるよ。って。
もうね、涙がでます。
そこからさらに5~10分走って、宿の前に着くと
玄関みて開いてないね~って一緒に見てくれて
大丈夫?と心配してくれて。。。。

ホントにその優しさで十分です。本当にありがとう。。。と
3000チャット。気持ちばかり上乗せしてお金をお渡しして
その家族とお別れしました。

その後、宿を予約してなかったので宿が開くまで
宿の目の前のツーリストオフィスみたいなところの階段で
二人でぶるぶる震えて朝を待つわけなのですが…
その間にさすがに一応と持ってきていたヒートテックを
荷物から出して着込み、ヒートテックのハイソックスも履き
それでも寒くて二人でぶるっっっぶる震えて3時間弱。。
宿に人影が!!!!

すぐに行って「何時に開きますか?」と聞くとちょっと待てと。
もはや涙目(笑)
5分後、門を開けてくれて中に入れと。
そして、部屋ありますか…と聞くとあるよと。
もうね、泣けました。
すぐに部屋に入れてもらって。
お父さん曰く、夜中は門閉めちゃうからドアのブザーを押したら
出てくるよ…って…。
だって…だいたい満室が多いって書いてあったから
予約してないのに真夜中にブザー押すのも悪いって思ったというか
ブザーがあること自体、真っ暗過ぎて見えてなかったし。。。
違う意味で泣けました。



ありがとう、ジプシーイン。



この門を真っ暗な中3時間も開くのをただただ待ってたのです。

チェックインをしたら、同時におじちゃんが
インレー湖をまわるならボートを手配できるぞって。
8時にフロントになるから、どうする?って。
私ら、インレーには1泊2日の予定だったし、もはや寒さで
思考回路もショートしてたので、うん、じゃあ、それで
お願いしますって(笑)

そしたら、その後に日本人の子らがちょうど着いたようで
その子らからボートシェアしませんか?という誘いが!
私らもそれの方が金額的にも助かるので、ぜひ!ということで
それでは後で!と。

ボート代 1台15000チャット(約1500円)だったので
一人3750チャット(約375円)


部屋に入ると毛布が!!!!
ひとまずホットシャワーで暖を取り(といってもそこまでホットでも
なかったのだけど)
寒さでしびれまくった指や足を毛布であっためて1時間くらい仮眠。



ボート乗り場はgypsy innのすぐ目の前。
湖のいろんなところに連れていってくれるんだって。

ちなみに今回ご一緒したのは、日本人のたくやくんと
シンガポール人のRemy。



朝焼けがきれいです。





これがインレー湖名物の足漕ぎ船。



足で漕ぐのは、足で漕いだら、両手が使えて魚が取りやすいから。
って、実用性から(笑)



こんな三角な網を使って魚を取るそうな。



この兄さんはちょっと本当の漁師というよりは
漁師の傍ら、観光客相手に稼いでますって感じ(笑)



そういえば…とその時に気づいたのですが
これ…テレビでみたことあったなぁって。

どこの国とかって意識してみてなくって、
記憶の片隅に残ってたのはインレーだったのね。。と
この後、インレーをまわってずっと思うことになるのでした。



水上で暮らす人たち。
って、まさにそういう番組でみた~~!!と。



こんな小さな男の子もやっぱり足で漕いでるのですね。



すごいなぁと思ったのは水上で暮らしていて、
水上に畑を作っちゃたりしてるところ!
トマトとか水の上の畑の上になってるの!!!

インレー湖ボートツアーの最初は市場に。
インレー湖の回りでは5日まわりで場所を変えて市場が開かれてて
その日によって市場の場所が違うのです。
で、今日の市場はこんな街。







なんだかずううっっとすわりこんでるおじさん二人(笑)





お肉はバナナの葉にくるんでお渡しなのね!



魚は口とエラから紐というか笹の枝みたいのを通して
輪っかにして持ち歩くんだ!



野菜もりもり。



この日替わり市場は民族さんが売り買いしているということで
すごく楽しみだったのです。

でもここの民族さんは私が好みな刺繍たっぷっりなお洋服な
民族さんではなく、色味もちょっと地味目でした。

こそっと撮った民族さんは一生懸命お金をかぞえてるという(笑)



ボートで動くの当たり前のここら。



湖の中に標識がたってました(笑)

インレー湖、まだまだ続きます☆



そんな、世界一周111~112日目の朝のHitch× kakeru*でした。