カンボジアな話。その3。 | Hitch × kakeru* 世界一周食の旅

Hitch × kakeru* 世界一周食の旅

2012.8〜1年4ヶ月 47ヶ国の夫婦 世界一周食の旅を終えて、
御徒町で【世界の料理・世界のビール・スイーツ】の
お店 『ヒッチとカケル』やってます☆
ヒチカケと呼んでくださいね☆

写真あんまり撮ってないので(行動範囲が狭いもんで。汗)
文章ばかりでスミマセン。。keiです。


Green Park Village Guest Houseで出会ったJさんとお話してたら
すごくおもしろくて、すっかり話し込んでしまって。
Jさんは日本で育った韓国の方で、今はアメリカ籍という
ワールドワイドな方で。
仕事をいろいろしてきた後に、何か役に立つことをしたいと
アフリカでボランティアをしようと思っていたのだけど
カンボジアに来たらすっかりカンボジアが好きになってしまって
この国のためになにかできたら、と現在はカンボジアで
ボランティア活動をしている方。

アジアはまだ途上国も多いので、ボランティア活動をされてる方も
たくさんいらっしゃるし、そういう話もよく聞くのだけども
現地にいらっしゃる方から話を聞くと
「学校を建てたりってよかれと思ってしてくれるけども
実際、先生がいなくて、建物だけになって活用できてない」とかって
話もあったりで。
Jさん曰く「学校を建てるのには寄付金100万を払えば
機関があと100万だして、建てることはできる」らしいのです。
でもやっぱり維持をするのが大変で、いい先生をみつけてきて
そこをちゃんと利用することに意味があるわけで…

Jさんは今、パソコンなどを導入して海外からskypeなどで
英語の授業などをカンボジアの子たちに直接するという
システムをつくっていて、実践中とのことで。
わざわざカンボジアまで来てボランティアするのは大変でも
海外にいながらにして、できることがあったり
たぶん、きっとカンボジアの子たちのきらっきらした笑顔をみたら
それだけで嬉しくなっちゃいそうだなぁって。

そして、今まではそのシステムも自分なりが負担して
与えてあげればいいと思っていたけども
今は親御さんにも少しでもいいから、寄付を捻出してもらおうと
考えているそう。
与えることによって、もちろん喜ばれるし感謝はされるけども
それだと責任感は薄れてしまったり、自分で稼ぎだすということを
考えなくなるのは困ることなので、
この国の発展とか先のことを考えたら、子供を学ばせるために
少しでも多く稼ぐことを考えたりということも必要なんじゃないかと。

すごい賛同できる考えだなぁと。

ちょうどそんな時にテレビで「すしざんまい」の社長さんが
アフリカのボランティアの話をしていて。
ソマリアの海賊に魚の取り方を教えて、そこで取った魚を
すしざんまいが買い上げるという。
それは彼らが生きて行く為になることで
さらには日本企業としてもメリットがあるわけで
お互いがwin-winになるわけで。

私もなにか役にたつことはもちろんしたいとは思う。
けども、現実問題として自分のことでいっぱいいっぱいだったりとか
するけども、お互いがgive and takeの関係で成り立つこと、
それをこの旅の間、それから今後も考えていきたいなぁと。
たぶん、そういう活動って、与えるだけでは与える側も
ずっとは続けていくのが大変なことだと思うし
お互いにとって商売としてでもうまくいくカタチが取れたら
すごく負荷が少ないだろうし、続けていきやすいんじゃないかなぁって。

ま、今までもホントにいっぱい人にお世話になりっぱなしで
恩返しをたくさんしなくちゃいけない立場で
人様になにかを「してあげる」なんておこがましいことを言える
余裕もないって現実もあるから、とも言うんですけどね(笑)

まだ何もしていないし、できてないのに何を偉そうに、って
話なんですが(汗)


なんだか、いままでもんやりと考えてたことだとかが
リアルに活動をしている人の話を聞くと刺激になったり
自分の人生の課題になったりするので、
そういう意味でも旅の中にいれることは、すごくいい経験だなぁと
感じている今日このごろです。