元祖関西ジャイアント様へ



たかじんさん、お疲れ様でした。

僕はずっと仲間やファン達と将来の話を喋る時、たかじんさんと内田裕也さんを理想のアーティストにあげていました。


他者の意見や賛否を恐れず自分の考えを口にするあなたが大好きでした。


ずっと昔、先輩とは呼べぬようなただ年上なだけの奴に無理矢理北新地に飲みに連れて行かれた時のこと、『いやだなー、早く帰りたいなー』と思っていた僕の目の前に明らかに他者とは違うオーラを持ったおじさんが現れました。


たかじんさん、あなたです。


僕はこう言いました、

『デカイなぁ、、』




僕の周りの小物達は口を揃えて『ホンマや!鼻でかいなー!』




僕は心の中で、
『違うわ、たかじんという存在そのもののデカさじゃボケ、、』

と改めてたかじんさんの大きさを確認していました。


あなたは僕からみれば自由な人です。


きっとそれは僕の妄想や想像で、、あなたの行動や言動には常に計算があったと、アナウンサーのミヤネさんは言っておられました。


でもそれは当然です。


本当に自由な人は、他者が考えもしない、想像もしない未来を予想できる人が多いと僕は思っています。


それでも結果的に自由な生き方をしてきた素晴らしい人だと思います。


自由とはまず勝ち取る事から始まるんだと、あなたの大きさを見て漠然と若い僕に教えてくれた気がしました。


つまらなかった北新地の夜が、
あなたを一目見ただけで素晴らしい夜に変わりました。


ありがとうございます。


話は変わりますが、僕は仲間やライバル達と共に明日、『関西ジャイアント』というイベントをします。


僕の中でこのイベントを『見ている人、聞いている人を笑顔に変え楽しませる。いわゆるエンターテイメント』だと捉えています。



関西ジャイアントの関係者の誤解を恐れずいうと、自分の関わる全てのLIVEがそうだと思っています。


あなたは間違いなく、関西の
ジャイアントでした。


あたなの代わりを務める事ができる人間などこの世には居なかったのですから。


間違いなくジャイアントです。





でも無礼を承知で言います。

あなたの代わりは居ないけど、あなたのような存在になり得る男はいます。


それはThe Hitch Lowkeの星☆拓也です。




僕はイナズマロックフェスという大きなフェスに出た時に約1万人の前で歌い、喋り、その場を湧かせてきました。


たかじんさんの背中を追う男がこんなところで盛り上げる事に関して負けるわけはありません。


たかじんさんは芸人にも負ける事のない喋りのできるアーティストでした。

だから僕もその時は少し気合が入ってました。


なぜなら隣に本物のお笑い芸人が居たからです。


LIVEを終えた僕にお笑い芸人は『おつかれさまでしたー!いらっしゃーせー』と話しかけてきました。


お決まりのLIVE後公開インタビュー的なものです。


その時、『こいつらには喋りで負けねー』と謎の意気込みを僕は持っていました。


結果は会場にいた人や生放送を見ていた方なら分かるハズ、


芸人より笑いを取っていたのは火を見るよりも明らかです。


そのインタビューを終え、ステージを降りる時に1番最初に思ったのが、『たかじんさんには負けねー』そんな事を心で人しれず考えていました。

イナズマのLIVEが終わってすぐにたかじんさんの事を思ったのは僕だけではないでしょうか。


あなたは間違いなく『元祖関西ジャイアント』です。


この先の未来、僕のステージやTVでの振る舞いを見た人が少しだけでもあなたの影を僕に重ねて見たような、そんな気分にさせたいなと思っています。


たとえ実際にあなたの足元にも及ばなくとも、僕はそれをします。

僕らは今を生きる世代の『関西ジャイアント』としてステージに立ちます。


8割喋りで2割歌、みたいなあなたのステージはまだ真似できませんが、


僕は明日、あなたのいない世界で関西のジャイアントへの道を踏み出します。


長々とすいません。


本当におつかれまでした。

安らかに。

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The Hitch Lowke
Vo星☆拓也より