☆映画「メガネ」『かもめ食堂』の荻上直子監督が、再び小林聡美主演で描くヒューマンドラマ。『かもめ食堂』同様に、ゆっくりと心地よく気持ちいい時間が流れていく、やさしくておかしな映画だ。海、空、緑、土が美しく映し出され、その楽園のような島で人生を徐々にリフレッシュしていくタエコの心の変化を追ってゆく。☆

マイライフ・アズ・ア・ひっち


いやぁ、久し振りに素直に感動、良質だなぁと思わせる映画でしたぁ。しみじみ感動。。。小林聡美、もたいまさこ、いいなぁ。


先日観たのが、「グーグーだって猫である」で大根役者揃い(失礼!魅力的な大根役者でしたが)の映画だったので、まっとうな役者しか出てこないこの映画は非常に安心して観られました。同じ加瀬亮くんが出ていたのも比較してしまう原因になっちゃいまして・・・。


全てのセリフ、映像、場面転換が心地よく、全編うっとりと見終えました。映画の中では、特に何も起こらず、淡々と時間が過ぎていくのですが、その静かな世界を覗きこむことによって、なんとなーく自分を世界を見直すことができる、そんな映画でした。そして、都会のストレス、情報化社会のストレス、刺激の強い毎日に疲れている自分に気づき、映画の中の静かな単調さに酔いしれながら癒されたのでした・・・。でも、毎日の生活が、映画の中の島生活のように単調だったら、それはそれでまた物足りなさを感じるだろうけど(笑)。


「Calling you」という主題歌で有名な「バクダッド・カフェ」を思い出した。。。

マイライフ・アズ・ア・ひっち