アズレンあるある話、ヒーラーは誰を使うべきなのか。
明確な優劣を決める基準は3つあると思う。
ここでは他者を癒せるかどうかという基準で考えているため、
(瀕死時)自己回復スキルを除くとして。
1、確定発動であるかどうか
2、対象がランダムであるかどうか
3、現実的な回復量を実現できるかどうか
誤差程度に回復性能を持っているだけなら、
それをヒーラーとしては扱わないし、扱えない。
まあ一般常識だね。
たとえばアリゾナは、主砲攻撃時50%で前衛を回復する。
だが確定発動ではないので、発動しないときは全く発動しない。
確定発動ではないというだけでアテにならないので、
「あると嬉しい」止まりで、ヒーラーとしては信頼できない。
たとえ確定発動する回復スキルであっても、
対象がランダムであるせいで、意味のない回復をされても困る。
ただし確定発動さえしてくれるのなら、
回復スキルの条件次第では使えないこともない。
DOAXVVコラボのほのかは「ランダム2人」を回復するが、
つまり前衛と主力が1人ずつなら、2人を確実に回復してくれる。
なのでアイリス砲掘り(D2)の道中燃費節約要員としては最強である。
でもやっぱり、回復するなら確実さが欲しい。
困ってる状況でこそ回復したいわけだからね。
なのでアズレンのヒーラーといえば
だいたい4択で、全員が軽空母である。
祥鳳(しょうほう)
ないし祥鳳改
ユニコーン
ないしユニコーン改
龍鳳(りゅうほう)
パーシュース
ライザコラボのクラウディア・バレンツも一応添えておこうか。
本体性能を比較するとユニコーンが優秀だ。
SR軽空母とは思えない高い耐久があり、戦闘機3だから防空もできる。
まあ、圧倒的な差ではないから好みの問題でしかないが。
そもそも配布で入手できるわけだから、
初心者救済性能の高さでは、
アズールレーンの歴史とともにトップに君臨し続けている。
空母ならではの弾消し性能を比較すると、
レアリティが高く実装時期が新しい(!)ほど装填値も高くなっている。
LV125で好感度最大かつ改造前提の装填値を比較すると、
性能が特殊すぎるパーシュース(171)を除き、
祥鳳185、ユニコーン188、龍鳳191、クラウディア195。
とはいえ空母は装備(艦載機)が2種類以上ある都合上、
装填値の差が実際の攻撃サイクルにはそれほど強く反映されない。
なのでこれは誤差同然だと考えていい。
唯一明確な競合が起こるのは、
艦載機構成が戦+攻で共通しているユニコーンと龍鳳だろうか。
同じ装備なら装填値通りに、龍鳳の攻撃が先行する。
Q:つまり誤差じゃん。そんなもの論じる必要あった?
A:論じておくことに意味がある。考慮はしてますよという証明。
なのであとは、回復量や攻撃性能の問題になる。
ところがどっこい、回復量で差別化できるのは龍鳳だけである。
普通のヒーラーは、
「相手の最大耐久値」を参照して割合回復を行うが、
龍鳳だけは、
「自分の最大耐久値」を参照して回復する。
細かいことを省略して結論だけ言うなら、
龍鳳の回復は潜水艦や駆逐艦や軽巡洋艦などの、
(自身よりも)耐久値が低いキャラを守ることに適している。
駆逐艦天国となる14章ではおおいに活躍してくれるだろう。
しかし龍鳳には致命的な欠点がある。
回復効果は3回目の航空攻撃までだから。
つまり接戦=長時間の戦闘を続けると、ただの軽空母に成り果てる。
なので龍鳳は、長くて70~80秒程度の戦闘向けだといえる。
120秒ないしそれ以上戦う場合は、ヒーラーとしての役目を果たせなくなる。
14-4を最初に攻略するときは、
結構な人が120秒を超過するんじゃないかなと思う。
すなわち龍鳳は道中連戦向け、あるいは育成用のヒーラーだといえる。
事故防止性能では最強である。
で、ほぼ同条件なのが祥鳳、ユニコーン、クラウディア。
でもそれぞれに特徴がある。
有名なのが祥鳳とユニコーンの違いで、艦載機構成が違う。
祥鳳は爆撃機+攻撃機なのでガン攻めヒーラー、
ユニコーンは戦闘機+攻撃機なので守備寄りヒーラー。
戦闘機は自動で発進して敵の飛行機を撃ち落とすから、
12章や13章になると重要度が飛躍的に増し、
戦闘機がない空母はそれだけで出番を失いやすい。
なので祥鳳の出番はよくて11章まで、それ以降はユニコーンのほうが望ましい。
回復量自体は同じだから、それだけ見るなら同等ではあるのだが。
そもそも空母自体が、制空権を確保するために戦闘機を運ぶ兵器だからね。
そこばっかりは仕方ない。
ただし攻撃機には自動発進機能つきのものもあるから、
希少な装備を回す勇気さえあれば、12章以降で使えないというわけでもない。
まあでも、今ではユニコーンに改造が実装されてるからね・・・
戦闘機が1機増えて制空力が上がったばかりか開幕攻撃までもってきて、
最初の1回だけとはいえ主力まで回復するようになったから、
改造前提ならユニコーンを使わない理由が皆無だとは思う。
ユニコーン改が一番バランスがいいんじゃないかな、攻守の。
コラボ限定キャラとはいえ、クラウディアはかなりハイスペックだ。
戦3攻2攻2で、正規空母より艦載機が1機少ないものの、
「戦+攻」なので、自動迎撃を最大7機で行える。
戦闘機と攻撃機は攻撃速度が優秀であるものが多いため、
ヒーラーのくせに火力が出せて、高い装填値ゆえに手数まで多い。
唯一の欠点として、祥鳳とユニコーンが8%回復だが、クラウディアは5%である。
しかし5%程度の回復を2回行う程度で間に合う戦闘時間(50秒程度以内)なら、
艦載機の数が多いクラウディアが有利になる。
龍鳳よりは長期戦性能が高くて、
ユニコーンよりは火力があって、
祥鳳よりは防御寄り。
いいとこ取りだが半端でもあるヒーラー、それがクラウディア。
まあ趣味キャラなのは間違いないが、
趣味キャラとしてはグリッドマンコラボの飛鳥川ちせに次ぐ高性能ぶりであろう。
あいつは正規空母で開幕攻撃持ちだからな・・・
ここまでをまとめると、
おすすめヒーラー順位は、
1、ユニコーン改
2、クラウディア・バレンツ
3、龍鳳
<<<<<基本性能の壁>>>>>
4、祥鳳改&ユニコーン
5、祥鳳
くらいになるだろうかね。
で、欠点だらけで人権性能ではありえないけど、
いるといないのとでは雲泥の差になる、
現状最強の呼び声が高いパーシュース。
こいつの何がヤベェのかは散々出尽くしているが確認すると、
・戦闘開始時に2回装填済
・艦隊全員を回復する(回復量自体は低め)
・装填時間が90%延びるデメリットを定時攻撃で帳消し
※3回目の航空攻撃まではむしろ強い側に入る
・艦載機構成が戦+攻なので最大6機で防空できる
出オチ性能かと思えば実はそうでもないというのがやばい。
さらにハデス・リペアラー(工作艦みたいな定時回復)まで持ってきてるから、
入れておくだけで絶対に損をしないやべーやつ。
14章の道中で最強なのは言うまでもないが、
旗艦(1番目配置)が戦艦であるとした場合、
14章を攻略するときは2番目に配置するべきだといえる。
たぶん3番目にはアクィラか龍鳳かユニコーン改あたりがくると思うんだけど、
開幕装填済みな空母の攻撃順は、編成画面の配置番号順でもある。
仮に主力をユニコーン改、パーシュース、アクィラの順番に配置すると、
開幕航空攻撃は4回装填済みで、
攻撃順番はユニコーン改→パーシュース1→パーシュース2→アクィラになる。
だからパーシュースで弾消し・回復を2回行ってから、
開幕装填済なアクィラその他を攻撃させるように配置しないと、
回復を優先したい状況だと、アクィラその他の手数が無駄になってしまう。
パーシュースのほうが若い番号で出撃していて攻撃回数を保持したままだと、
他の空母の攻撃を発動させられない、ということでもある。
でかい欠点があるとすればそれくらいかな・・・
とにもかくにも「やられる前にやる」ほうが被害も減るゲームだから、
開幕攻撃ができるというだけで無限の使い道がある。
小回りがきかないし、フルオートで運用すると限りなくただの置物になるし、
万能でも人権性能でもありえないけど、
欠点が欠点になってないタイプのやつ。
かくして。
あらゆる状況に対応して
堅実に戦いたいならユニコーン改、
オートで周回したいならパーシュース、
駆逐艦を多用するor育成中なら龍鳳、
火力(爆撃機)が欲しいなら祥鳳改。
あえて言うなら、一番ボス向けなのはユニコーン改かな。
ヒーラーは基本的に道中連戦向けで、ボス向けではないんだけど。
黒タイツが欲しいなら
クラウディア