歳をとると、時間の感覚が変化していくようだ。10年はあっという間、20年前はつい最近のことだ。

 

そう思うと、子供の頃、ずいぶん昔のことに感じていたこの街への原爆投下は、当時の大人にとってまだまだ色がはっきりくっきりしたできごとだったのだなと想像するようになった。

 

今日、子供たちは登校日だ。8時15分にみんなで式典のテレビ中継を見て平和を祈るらしい。

 

そして、上の子は帰宅後すぐに塾に向かう。連日の勉強漬けの生活に今日も朝から疲れた様子。目が死んでいないか、このことが本当に彼のためになっているのか。

 

塾の担任や仲間が親の代わりに勉強へのアクセルを踏み、当の親は「無理をしないで休んだら」とダブルバインドとなるような言葉をかける矛盾。

 

この経験がただ彼を疲弊させるだけではありませんように。彼がいきいきと生きていくための底力をつけるものとなりますように。

 

イキイキと生きていける世の中でありますように。