日常 : 最近のこと | 妊娠6ヶ月(20週5日)で後期流産、Tくんとの思い出ブログ。

妊娠6ヶ月(20週5日)で後期流産、Tくんとの思い出ブログ。

6ヶ月までおなかにいてくれた、Tくんとの思い出ブログ。



このブログは

主に2020年7月の妊娠発覚からの出来事を

日記を見返したり記憶を掘ったりしながら

遡って書いていますが、

後期流産から約半年が経って

毎日いろいろなことを思います。





考え込むこともあれば、

新たに気づくこともあり、

思い出すこともあれば、

思い出さなくなってきたこともある。





そういう現在のことも

記録として残していこうと思います。





今日は、睡眠中の夢の話。

Tくんの夢を見ました。





夫は夢の話があまり好きじゃありません。

私はほぼ毎日、見た夢を覚えているので

面白かった夢の話も悲しかった夢の話も

なんでも話したくなるのですが、

夫は


 「夢の話聞いても

  現実に起きたことじゃないから

  なんて反応したらいいかわからん」


と言うので、

最近は私もあまり夢の話をしなくなりました。

最初は

 「聞くくらいいいじゃんっ」

と思っていましたが、

たしかに夫の気持ちもわからんでもない。

ちなみに夫も毎日夢を見ているらしいですが

すぐ忘れるそうです。





でも、今日の夢は記録として残してみたい。




今日は夢にTくんが出てきました。

後期流産後、

何度かTくんの夢を見ています。

そう言う時は大体悲しい気持ちで目覚めます。





ここから先は今日見た夢の話。

腹部エコーをされている夢。

夢って本当に現実的じゃない。

不思議です。

何故かまた私のお腹にはTくんがいた。





天に帰ったはずだけど

実はずっとお腹にいて

成長を止めていただけらしい。





エコーされながら

 「またここから大きくなっていきます」

みたいな説明を受けて、

ふーんと思った。




地上では、胎児としてのTくんとしか

思い出がないから

また大きくなって生まれてくれるなら

新しい思い出が更新できるなーって

思いながら、

なんか悲しい気持ちも拭えない。




という夢。

起きてすぐ、夫に抱きついた。

 「Tくんがまたお腹にいる夢みたよ。」

 「なんか悲しかった。」

話しながら涙がポロポロ出てきた。





夫は優しく抱きしめてくれて

夢だから大丈夫よ、と

なだめてくれる。





私の推測。

膀胱がパンパンになっている朝方に

妊娠のことを思い出しやすい気がします。





妊娠が分かってから

朝方になるといつも

下腹がパンパンに張っていて

それが毎朝嬉しかったから

(おなかが膨らんできたことがよくわかったので)

多分その記憶が繋がってるのかなーと。



いつかまた詳しく書くつもりですが、

私と夫の中では

Tくんはもう自分の人生での役目を果たして

全てをやりきって天に帰った、という

イメージを持っているので

それを受け入れているのですが

やっぱりたまに

「今」のTくんに会いたいと思うことがあります。

どんな子だったんだろうなぁ

どんな声だったんだろうなぁ

眠ったところも起きてるところも

見てみたかったなぁ

と。




でも、

Tくん側は、

あんまり悲しんでいるように思えません。





 「ぼくはもうやりきったよ!」


 「たのしかったよ!」





そう言っているように思えてなりません。

だから私も

時々悲しくなることはあるけど

それでも悲しみにとどまらず希望を持って

前に進んでいこうと思えます。

Tくんに会えて良かったと

自分の人生を誇りに思えます。


彼が全うしてくれた妊娠6ヶ月という

生涯を誇りに思って。