先日刈り取ってきたライ麦。
梅雨に入った割には晴れの日が続き、結構乾燥が進んだ。
脱穀、籾摺り・・どうしよう。
先に収穫した小麦に倣い、穂の先をハサミで切り取りながら、
もみ殻ともみの部分をどう分離するか・・・を思案。
昔の農家では、「唐箕」大型の装置で分離していた。
知り合いが持ってはいるが、そんな大がかりにやるほどの
量もないし・・。
同じような原理のものを別のもので代替させればすむはず。
こんな形に組み上げ、
ドライヤーの冷風でもみ殻を飛ばせば、
意外とうまく機能した・・。
「簡易ポータブル唐箕」の出来上がり。
本来の順番では、脱穀が先。
脱穀機を使えば一発だが、流石にこれもそんな大がかりな
機材を使うほどでもない。
ホームセンターで購入した金属プレート10枚、ステンレスの
M4、50mm長サイズのねじ2本、ワッシャ11枚を組み合わせ、
なんか金属の刷毛の様な構造物を作成。
重ねた金属板の間で穂先のモミの部分を引っかけて
掻き落とす。
ようは、「千歯扱き(せんばこき)」のミニ版。
歯が10枚なので、名付けて「ハンディー Ten歯コキ」
これのおかげで、穂先を切り取っていた脱穀の時間が
約1/4程度に、意外と効率がいい感じ。
※金属板の隙間を確保するやり方に微妙なコツが・・。
全量の2/3を処理するのに2時間かかった作業が、残り1/3で
15分ほどで終了。
どちらも、完全オリジナルです。