「善悪二元論」と「ホルミシス効果」について②

最初、本当は私、

「放射能はアブナくないですよ～」
という記事は書きたくありませんでした。

なぜなら、

人間の脳は、

「○〇は危険ではない。」
と言われると、
「ではない」の部分を自動的にはしょって、
「○〇は危険」の部分のみ採用し、
その
「○〇は危険」な現実をそのまま引き寄せてしまう。
（最後の部分はもろにスピっぽいですが＾＾）

という機能がある。
と、
いろんなマスターの方々に、

耳にタコができるほど教わったからなのです。

いや、正確には本で読んだだけですが・・
すみません誇大な表現でした～＾＾

なので、
「放射能はアブナくないですよ～」
という事を書いて、
このようなブログで広めたりしてしまうと、

本来、私が望んだ結果とは違う方向に進んでしまう。
そんな怖さを感じていたからなのです。

なので今回、

「放射線ホルミシス効果」というものを通じて、
放射能は体にいいんですよ～
という、
いわゆる「ポジティブ」なことだけを伝えるチャレンジをしてみようと思ったのですが、

どうも足りないみたいだよな～

というサインも頂いて、

しかも、
「善悪二元論」というテーマにしたからには、
いわゆる「ネガティブ」な事も、
バランスとして必要だよね～

だって、

ネガとかポジとか本来ない！
ってのが、
最終的に言いたい事だし～

と考えなおしたところです。

てな事で、

今回は「ネガティブ」込バージョンになります。
ので、
宜しくお願いします～

何事もバランスが大事！

まず、
前回の記事に頂いたコメントに、

「放射能」と「放射線」の用語の使い方が間違ってますよ～
とのご指摘を頂きました。

それぞれの用語の定義は、
私も国の機関で微力ながら原子力災害を担当させて頂いておりましたので、
承知はしているのですが、
文中で使用した表現は、
本ブログが学術論文のようなものではなく、
一般の方の普段の会話の再現を意図して、
表現したところでございますので、
そのように見ていただけたら有難いところでございます。

また、
話が横道にずれていて残念というご感想もいただきましたが、

私は「ホルミシス理論」という考え方を通じて、
放射能はすべて「悪」とする考え方は違うのではないか？
という論旨で展開させていこうと考えておりました。

ですが、
あらためて、
「放射能」自体の詳しい話も、避けては通れないのだ、
という事も、
上からのサインとして頂いたと感じております。

何が縦で横なのか、
というところは
それぞれの意図するところ、
受け取り方の違いによるところではございますが、
いわゆる放射能が安全かどうか、
という事について、

あらためて、
私なりの視点からお伝えさせていただこうと思いました。

ので、
「ホルミシス理論」をちょっと横に置いておきまして、

あらためて、

核戦争を想定して「放射能」と向き合ってまいりました、

私の軍隊的な目線で、

その評価をお伝えしたいと思います。

そもそも、
いわゆる「放射能」が人体に影響を及ばすとはどういうことか？
というところですが、

その「放射線」が人体に影響を及ぼす、
というところは皆さんイメージがついておられると思います。

では、その「放射線」とは何ぞや？
ということになってまいりますが、

放射線にはアルファ線・ベータ線・ガンマ線の大きく３種類に分かれます。
大きくというのは、
その他にもエックス線と中性子線があるからです。

ただ、今回の場合、
上の主要３種を考えればよいでしょう。

では、その３種類の線の正体はなんなのか？
ですが、

まずはアルファ線です。

コチラの正体は、
簡単に言えば「ヘリウムの原子核」という事になります。

「ヘリウムの原子核」が飛んでくる！

（見えませんけど＾＾）
というのが、
アルファ線の正体です。

原子というものは、
まず、基本対になった「陽子」と「中性子」でできた原子核の、

その周りを、
「電子」がまわっているものですが、

この原子核の陽子の数で、原子の姿カタチが決まってまいります。

原子番号２番のヘリウムは
「陽子」が２つ、
それに「中性子」が２つ、
くっついたもの、

それがヘリウムの原子核です。

元素周期表
学生時代をちょっと思い出して見てみてくだされ～＾＾

あ～
いや～な気分になってきたのは私だけ？
めげずに次へ！

ちなみに原子力といえば定番の「ウラン」は原子番号９２なので、
「陽子」が９２個になります。

でかいっすよね～！

そこに「中性子」が１４３個くっついて合計の質量２３８で、
原子核を構成したものが
「ウラン」となるのですね～

ただ、この２３８が、２３５になったものも少しだけあります。
実際の核燃料となるは、
このウラン２３５の方になります。

で、
例えば、その「ウラン」の原子核が崩壊して、
中から、
陽子×２と中性子×２がセットになって飛んでったのが、

はい、
そうです。

ヘリウムの原子核であり、アルファ線なのです。

ちなみにアルファ波とは全然違いますよ～＾＾

はい、
先に進みます。

次はベータ線ですが、
ベータ線は単純に、先ほどあった原子の構成の中で、
原子核のまわりをぐるぐるまわっている「電子」の事になります。
はい、終わり！＾＾

ここでちょっと面白いのは、

「陽子」って、字を見るとまさに「陽」、
で実際も　＋　「プラス」で書かれて、

「男性」とも読めますよね～

それに対して、
「電子」は、　－　「マイナス」で表記されます。

つまり、
「女性」～

しかも、「オカマちゃん」？の「中性子」までくっついて、

ここにも、すべて相似上に成り立つ、

宇宙の神秘を感じる事ができます。

あ、話が横にそれました～

最後にガンマ線ですが、

こちらは、先ほどの原子核（α線）や電子（β線）とは違い、
ただの「電磁波」という事になります。
携帯電話の電波と一緒といえば一緒ですね～

さて、
いろいろとありますが、

これらの放射線がどのように人体に影響するのか？

というところが焦点になりますね！

基本的にはそれぞれ原子より小さいものですので、
人体の原子のレベルに作用してまいります。

それが具体的にどのようなカタチで、
表に現れてくるのかといいますと、

人の「DNA」を破壊する働きとなって現れてきます。

人の「DNA」を破壊？！
そりゃあ、えらいこっちゃ！
大変なことですね！

さあ、どうしましょう！

おっと、また紙面が尽きそうです。

この続きはまた次回～＾＾