昭和１５年、
日本海軍が新たに建造していた巨大戦艦の名前を付けるにあたって、
その名称案を昭和天皇に奏上した際、
実は、最初は「大和」ではなく「信濃」になるはずだったという話があります。
海軍の艦、すなわち「軍艦」は、
すべて天皇陛下のモノということで、
艦の命名権も、すべて天皇にありました。
で、
この新型戦艦の名前について、
当時の海軍が、昭和天皇に示した案は、
第１案として「信濃」
第２案が「大和」
だったというのですね～
海軍は「信濃」推しだったのですね。
ですが、
長野県民ザンネン～
昭和天皇は、この世界最大の巨大戦艦の一番艦の名前を、
「大和」に決めてしまわれたのでした。
まあ、当然と言えば当然かもしれませんが・・・
しかし、
今でこそ、日本を代表する戦艦の名前といえば、
誰しもヤマト！と答えるのでしょうが、
もし、この時、昭和天皇が、
海軍案にダメだしせずに、そのまま通していたら、
もしかしたら！
松本零士さんと西崎義展さんのコンビは、
宇宙戦艦シナノ！
というアニメを作っていたかもしれません。
ちなみに、信濃の名前は、
大和、武蔵に次ぐ、
大和級３番艦の名前で、やっと日の目を見ましたが、
途中から改造されて、
空母信濃となりました。
ところで、
戦艦「大和」最後の艦長は、
長野県辰野町出身の有賀幸作大佐です。
そして更に、
最後の沖縄特攻作戦で、
大和を守る第２水雷戦隊の司令官として「矢矧」に乗っていた古村啓蔵少将は、
有賀大佐と同じ辰野出身、同じ諏訪中学出身で、
しかも同学年の同い年だそうです。
こういう事って、偶然の一言で片づけてはいけないような気がします。
もしかしたら信濃だったかもしれない？
大和という日本を象徴する艦を、
最後に諏訪出身（正確には辰野ですが）の二人がエスコートして行く、
何かは、はっきりとは言えませんが、
とんでもないドラマのようなものを感じてしまうのは私だけでしょうか。
ちなみに、
善光寺にある七福神のうち、
藤屋ご本陣前にある布袋様は、
この有賀大佐のお家にあったものだそうです。
話は発展してしまいますが、
実は、
この諏訪湖周辺エリアからは、
他にも、
山本五十六さんの同期で、五十六さんの葬儀委員長をされた塩沢大将（養命酒のお家柄です）、
海軍軍令部の第１部長だった中澤少将（諏訪の方）、
また、
こちらは海軍ではなく陸軍ですが、
２２６前の、軍内テロに斃れられ、
この人が生きていたら戦争にはならなかったと言われた、永田鉄山少将、
といった、そうそうたるメンバーが出ておられます。
諏訪周辺は、
優秀な軍人さんの輩出という点で、凄いですよね～
信州には他にも、
松代から、硫黄島の栗林中将や、
小川村の、日本海軍航空隊最強の撃墜王、西澤広義飛曹長、
などもおられます。
こうして見ると、あらためて信州人の強さは真田だけではないのがわかりますね！
今、ちょうど御柱真っ盛りですけれども・・・
もしかしたら、
海洋民族の血であったり、
大和と信濃の絆（諏訪大社下社の神官は大和の三輪由来です）
など、
そういった、見えない部分でいろいろと結ばれているのでしょうね～
４月７日は、
大和忌の日です。
４月１日のエイプリルフールの日にアメリカ軍が沖縄の嘉手納海岸に上陸してきました。
戦艦大和を旗艦とする第２艦隊は、
大和以下、軽巡矢矧と駆逐艦８隻の計１０隻の勢力で、
沖縄への出撃を命じられ、
４月６日夕刻、
桜が満開に咲き誇る瀬戸内海徳山の泊地から出撃して行きました。
しばし黙とうさせていただきます。
今度行った時は、
ぜひ、こちら大和神社も参拝させていただきたいと思います。
まだ、行けておりません。
すみません。
ここのところ、リアルがちょっと忙しかったため、
だいぶブログをさぼっておりまして、申し訳ありませんでした。
４月７日は大和の日、という事もあり、
しかもちょうど今回は、新月の日という事もあって、
これからまた、いろいろ書いてまいりたいと思いますので、
読者の皆様、またこれからも宜しくお願いいたします！
春の遅い北信濃も、
杏花、梅花、桃花が一斉に咲き乱れ、
桜花もいよいよ本番です！
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