今年二月に妻の父が亡くなった。脳梗塞で右半身麻痺となり、当初はリハビリを受けた結果、杖を
使って歩ける様になったが制度が変わり半年以上のリハビリが認められなくなり、自己の努力のみとなっ
た為次第に歩ける距離が短くなり、その半年後には車椅子での移動しか出来なくなった。八十歳を超えて
おり、時々熱を出し寝ている時間が増え遂に寝たきり状態になった。そうなると衰弱は一気に進み、車椅
子に乗る事も困難に成り、嚥下困難も加わり、胃婁による栄養摂取の後、衰弱して亡くなったのだった。
もしリハビリを続けて貰えたならこんなに早く衰弱はせずもっと長生きできたのにと悔やまれる。
半年以上のリハビリ打ち切りと言う制度は、小泉内閣が医療費削減の政策として決定したとの事だ。全
国に何万人と言うリハビリ打ち切りによる麻痺進行とそれに起因する衰弱死が出ていると思う。医療費の
削減と言いながら弱者を見殺しにし、働けないものは死ね、と言う事ではないか。福祉国家等と言える
筈が無い。リハビリにより実生活に戻れる筈の人を寝たきりにし更なる治療を受けさせることが医療費
削減になるのだろうか?人は歩く事で人間らしさ、生甲斐さえ取り戻せる。こんな悪い制度は一日でも
早く改め、人間らしく生きる事の出来る国にするべきだ。国民第一の政権、福祉国家と言うのなら。