豊川稲荷 東京別院 | 意識デザイン




昨日、赤坂見附にある豊川稲荷東京別院に行ってきて、
Facebookに写メをアップしたのですが、
コメントというか質問をいただいて、
お応えすると長い話になっちゃうので、
こちらに少し書いてみることにします。



豊川稲荷って、名前からすると
お稲荷さんをお祀りしている神社のイメージだけれど、
じつは曹洞宗のお寺なんです。

その昔、寒巖禅師というお坊さんが、
豊川吒枳尼(ダキニ)眞天という
仏教系の神さまを感得して、
お祀りをしたものなんだそうです。

仏教は間口が広くて、
「天」とか「明王」という形で、
各地のたくさんの神々を取り込んでいるので。。。

ちなみに吒枳尼天は白いキツネに乗っているとされ、
そこから通称「豊川稲荷」と呼ばれることになったようです。

じっさいには、太鼓をドンドン叩き
真言を唱えながらご祈祷をしていて、
曹洞宗というよりも密教系の匂いが濃厚。

調べたところ寒厳さんというのは
もともとは天台宗出身の方らしく、
合点がいきます。

さらに言うなら、吒枳尼眞天じたいが
ダーキニーという、密教のなかでも
もっともディープな女神が起源。

そっち系のわが身としては
強く反応をする次第です。



とても力のある神さまで、
織田信長、豊臣秀吉、徳川家康等々、
名だたる戦国武将たちが
信仰をしたのもうなずけるところです。

また、東京別院のある赤坂は
TBSのお膝元ということもあり、
たくさんの芸能人が参拝するお寺としても
知られています。



ちなみに、何で赤坂に東京別院があるかというと、
江戸時代にこの近くに住んでいた
大岡越前守が自宅でお祀りしていたものを
移設したんだそうです。

豊川市にある本社もとても立派だけれど、
赤坂御用地の一角といってもよい場所にある
東京別院も抜群のロケーションといえます。



一応、ご利益としては、
商売繁盛、家内安全、福徳開運
ということになっていますが、
ぼくが若い頃、お金に困っていた時期があり、
そのとき夢のなかで「豊川稲荷に詣りなさい」
というメッセージを受けて参詣したのが
個人的なご縁のはじまりです。

その頃はまだ何の予備知識もなく、
とにかく参ると、境内に「融通銭」といって、
黄色い袋に入った5円玉が置かれており、
自由に持ち帰っていいのだけれど、
それを頂いて以来、ときおり詣でては
ご挨拶をして、融通銭を取り換える
ということをしています。



ということで、ここはぼくにはとても親しいお寺なんだけど、
いまアセンションの時期を迎えて、
狐がゲートキーパーのような役割を果たしている
という話を聞いたので、
それもあって昨日また参拝をした次第です。