次女の幼稚園は普段はバス通園だけど、小学校の下校時刻との兼ね合いで、久しぶりに幼稚園に次女をお迎えに行った。

よく晴れた日で、園に入ると、青空の下、草花を摘んだり、電車ごっこをしたり、先生に絵本を読んでもらったりと思い思いに過ごす園児達が目に飛び込んでくる。

みんなニコニコ笑顔で、先生に連れられてやってきた次女ももちろん満面の笑顔。

お迎えが嬉しいらしく、おしゃべりが止まらない。


「今日はね、みんなでお砂場したんだよ!最初電車の線路を作ったんだけど、○○くんがお水を流したからお船の川になっちゃった!○○ちゃんはハダシだった!私も真似してお靴脱いだよ!お砂があったかくて気持ちよかったなー」

「あとね、ばら組さんの前にタイヤのブランコがあるんだよ!お尻が落ちないからいっぱい漕げるんだよ!」

「お昼ね、先生と私と○○ちゃんと△△ちゃんがピクニックしたいなーって言って、みんなもさんせいさんせーい!って言って、園庭でピクニックしてお弁当食べたんだー。先生が大きな青いシートを出してくれたの。お弁当とーってもおいしかった!」

「お歌も歌ったよ!ぐーすんでひらいてだよ!歌ってあげるね!」


次女の語るエピソードはどれも楽しそうなことばかりで、そんなかわいいおしゃべりを背中で聞きながら次女を乗せた自転車を漕いで、日差しはポカポカとあたたかで…

ああああ!!幸せだなあああーーー!!


そして改めて思う。

お砂場、ブランコ、ピクニック、一日中全力で遊び、楽しいことだけに彩られた生活のなんと貴重なことか。

小学校に入学した長女は、もうそんな生活はできない。いや、小学校には小学校ならではの学ぶ楽しみというものがあるんだろうし、長女も楽しそうに通ってるけど、時間に縛られずひたすら遊ぶだけの日々っていうのは幼稚園だけのものだったんだよなあ…


それを思うと、この幼稚園に入れてよかったな。

うちの周りの幼稚園にもいろいろあって、ワークの時間がある幼稚園や毎日体操のある幼稚園、入学までに全員ひらがなはマスターします!教育は小学校から始めたのでは遅いんです!っていう方針の園もあった。

それを聞くと、ただのびのび遊んでるだけで過ごしていいのかな…と思うこともあったけど、いいんだよ!勉強なんかどうせ小学校に入ったらやるんだから!全力で遊べる今しかないこの時期を、全力で遊ばずしてどうする!

てか幼稚園からひらがな教えたって長女には絶対無意味だったしな。子供の能力はそれぞれで、早く教えたから早くできるようになるってもんでもないんだよね。


もちろんカリキュラムの決まった園の方が合ってる子もいるし、ワークが楽しいっていう子もいるから一概には言えないけど、次女には引き続きのびのびと今だけの生活を楽しんでほしいと思う。幼稚園は人生の楽園だぜ…!!