さて運動会に気を取られていたけど、今の一番の悩みは就学問題である。
運動会を見た義母は(義母は障害児育児のパイオニアであり大先輩)
「一応先生の補助なしで参加できてるし、リレーもダンスも動きは遅いけど最後まで取り組めてる。これなら普通級に挑戦してみてもいいんじゃないかと思うよ」
「支援級は入れるなら一生福祉のお世話になる覚悟が必要だからね。支援級から普通のルートに戻るっていうのは現実にはかなり難しいのよ。もちろん支援級なら親も子も楽に過ごせるとは思うけど、今の状態で将来を決めてしまっていいのか悩ましいね」
知的障害を伴う自閉症児を育て、今も保護者のつながりを通じて多くの障害児を見てきている義母の言葉は重い。
ただ、運動会に参加できているのは幼稚園の配慮が素晴らしいからだとも思うんだよね。子供の様子に合わせて毎年内容をかなり変えてくれてる。発達に課題のある子も参加できるように、集団行動の難しい子も悪目立ちしないように、自由度の高い演目が多い。
これが鼓笛隊とか組体操のあるような普通の幼稚園だったら、いくらカメラのレンズで心を鎧っていてもいたたまれない、むしろカメラを向けていられないみたいな場面もあったんじゃないかなー。
あと、確かに先生がベタ付きではなかったけど、よく見てるとちょいちょい、利発な感じの子が長女の手を引いたり立ち位置を調整したりしてくれてたんだよね。しかも特にお世話係が決まってるとかじゃなくて、何人かが自発的に動いてる感じ。
長女みたいな子に合わせたゆるめの演目じゃ、利発な子には物足りないのでは…と思ってたけど、利発な子は利発な子ならではのやりがいが感じられるようにできてるんだな。あれは親御さんも誇らしかろう。ああ私もそっち側に行きたかった…
っと、つい卑屈な思いが顔を出してしまった。いかんいかん。優しいお友達に恵まれてるのは感謝でしかないんだ。おかげで長女もなんとなく溶け込めてる雰囲気で、ありがたい限りだった。
やっぱこの幼稚園選んでよかったなー。幼稚園の願書提出って運動会前に設定されてることが多いから、子供の発達が心配な親御さんは前の年から運動会見て回るのをオススメします…(実際はそんな余裕もなかなかないけどね)
でも小学校となるとこんなほんわかあったかなシーンばかりではなくて、一斉行動を求められることも増えるだろうし、やっぱ今までのようにはいられないよね。普通級ならますますついていけないだろうし、支援級に入ったら安心かと言ったらそんなこともないのかもしれない。
あー、もうこのままずっと幼稚園にいさせてもらえたらいいのに!それが無理なら幼稚園の附属小学校が欲しい!宝くじ当たったら開校費用寄付するのになー!ってそれだけじゃ足りないか。
てか極端な話をしたら、このままずっと大きくならないでいてくれたらいいのにと思うわ。安達祐実が子役時代に「あれは大きくならない薬を飲んでる大人なんだ」みたいなことを言われてたけど、そんな薬あったら安達祐実よりまずうちの子に飲ませてくれえ!切実に!