引き続き今期のプリキュア「ひろがるスカイプリキュア」を見ている子供達と私。
子供達はそこそこ喜んで見てるんだけど、私はやはり育児関係の描写にいちいち過剰反応してしまう。

「悪者にさらわれてきたエルちゃんは、ソラ(プリキュア1)とましろ(プリキュア2)の愛情を受けてすくすく育っているよ!早くエルちゃんがパパとママのところに帰れるように頑張るよ!」
→よかったねー…ってその愛情を直接注ぎたかったであろう実の親御さんの気持ちを考えたら、全然微笑ましい気持ちになれんわああ!!エルちゃんはスカイランドとやらのプリンセスだと言うから、王族ってことは子育ては乳母におまかせ…ってパターンもあるのかもだし、下々とは違う感覚なのかもしれないけど、それにしてもなあ!!

「今日はエルちゃんの一歳のお誕生日だよ☆みんなでお祝いしちゃおうっ」
→ファーストバースデーって言ったら親にとっては大きなイベントじゃないか!今や子供に対する愛情が枯渇しまくっている私ですら、長女のファーストバースデーは発達に対する不安を抱えながらも結構張り切って水切りヨーグルトケーキとか離乳食プレートとか作ってたぞ。その大切な節目の日を親と離れ離れのまま迎える…だとう…!?なんて残酷なシチュエーションなんだ!

「エルちゃんが初めて立ったよ!諦めなかったね!偉かったね!」
→あああああ、親御さんはこの瞬間をどんなにかこの目で見たかっただろうに!なんか魔法の鏡みたいなやつで親との通信はできてるらしいけど、この瞬間も動画撮って親御さんに送ってやれよ!てか毎日ちゃんとその日の様子とか伝えてやってるんだろうな!?

…てな感じでいちいちツッコミを入れたくなるもんだから、ぜんっぜんハマれないよーーー!!っていや、そもそも子供向けに作ってるアニメなんであって別に私がハマる必要はないんだ、ごちゃごちゃ言うなババアって話ではあるんだが。
でも前作デリシャスパーティープリキュアのときはグッズとかも割とノリノリで買い与える勢い(っていうほど高額商品は買ってないが)だったのが、今期に入ってからはどうも購買意欲が湧かず、子供にねだられてもなんだかんだはぐらかしてるので、やっぱ親からの好感度ってグッズの売り上げにも影響すると思うんだよなー。

とプリキュアについて無駄に悶々としていたある日の寝かしつけ中、次女がふと心配そうに言った。
「おかあさん、もし私がカバトン(エルちゃんをさらってきた悪者、ドラゴンボールとかに出てきそうなビジュアル)にさらわれちゃったら助けに来てくれる?」
いやーん!かーわーいーいー!!
もっちろんよおおお!お母さんプリキュアになって助けに行くよー!と答えつつ、ほらー!やっぱ赤ちゃんがさらわれるって設定は子供を不安にさせるんだわ!やっぱこういうのよくないって!子供なんてまだまだアニメと現実の区別がついてないお年頃なんだしさ!プリキュアに何かのお世話をさせたいのはわかるけど、さらわれてきた赤ちゃんを育てる設定はやり過ぎだってー!と、今期プリキュアへの違和感に子供からもお墨付きを得たようで、おおいに気をよくしていたところ、次女が言った。
「でもここはテレビじゃないもんね!カバトンはいないよね!」
…って大人!急に現実的!
アニメと現実がごっちゃになってるのはむしろ私の方でしたとさ。もうごちゃごちゃ言うのはやめとこ…

って新年度なのに現実逃避な記事だな。長女は年長に、次女は無事入園式を終え、晴れて幼稚園の年少さんになりました。制服姿がくっそかわいい。心配ごともいろいろあるけど、早く新しい環境に慣れてくれたらいいな。