長女の熱は下がったものの咳と鼻水はあり、次女のアレルギーの薬も切れそうだったので、小児科へ行ってきた。

コロナ禍になってからはそういう病院が多いと思うけど、かかりつけの小児科は発熱外来があり、風邪症状のある患者は通常の診察室と別のエリアで診察を受けるシステム。

待合室も当然分かれており、お会計も別だったりで、子供が通常診察エリアに入りそうになると慌てて叱りつけたりと受診のたびに結構神経使う…んだけど、いつも思うんだけど、処方箋もらって薬局に入ると、どんな患者もいっしょくたなのよね…

いや、処方箋持ってる人はみんな病院受診済みってことであり、コロナ疑いの人は薬局も別の窓口を用意してるから、薬局の待合室にいる人はとりあえずコロナ疑いではないということではある。コロナ前は発熱外来なんてものはなく、病院受診の時点から風邪もインフルエンザも単なる便秘もアトピーの子もいっしょくたで診てもらってたんだから、今さら気にすることもないのかもしれないけど。

でも風邪やインフルエンザだってうつすのもうつされるのも嫌だよー。発熱外来のシステムに慣れてみると、薬局でうちの子がゴホゴホ咳してる横に特に風邪でもなさそうな妊婦さんとか座ってるのがすごく申し訳ない気がしてしまう。病院内では風邪患者とそれ以外をあんなに厳しく分けてるのに、薬局で混ざっちゃうんじゃなんか意味なくないか…?そもそも皮膚科の患者さんも小児科の患者さんも同じ場所にいるってのがちょっとなあ…と思っちゃうんだよなあ…


それでついでに思い出すのが、以前かかっていた発達外来に関する出来事。

発達外来では保護者の心のケアをするべく、保護者が心療内科の診察を受けられる日というものがあり、日増しに特性が顕著になる長女にイライラしては悩んでいた私も診察を受けてみたんだよね。心療内科の先生に相談すればきっと救いがあるはず…!!と涙ながらに心情を吐露したものの、割と淡々と一般論が返ってくるだけで、あ、そういう場じゃないんですね…と涙も引っ込んだんだけど。

で、イライラするときに飲んでみたらと処方されたのが抑肝散。

診察はともかく、薬を処方してもらえたのはよかったな…と思ったんだけど、発達外来は院内処方ではなく、処方箋を持って薬局に行かなければならない。

なんだかなーと思いつつ家の近くの薬局に行ったら、処方箋を受け取った薬剤師さんが心配そうに

「抑肝散ということですねー…、気持ちが不安定になる感じですか?イライラしてしまったりとか?」


「ええそうなんです、子供が発達障害で、特性を目の当たりにするたびについイライラしてしまって…」

…ってなるかーい!心療内科ならともかく、なんで薬剤師さんにそんなデリケートすぎる悩みを打ち明けないといかんのじゃ!しかももちろん個室とかでなく普通に薬局の窓口、隣にめっちゃ他のお客さんとかいるんですけど!?

薬を飲むほどイライラしてる人と思われるのもなんとなく恥ずかしく、つい「え、あ、最近ちょっと寝付きが悪くて…とか…」と言葉を濁すも、

「あ、そうなんですか、確かに不眠にも使われる漢方なんですけど…不眠ということで処方されたんですか…うーん…」と医師の処方ミスを疑ってくださる薬剤師さん。

いーから!そこ追及しないでいーから!空気読んでくれていーから!いや薬剤師さんは何にも悪くないんだけれども!

その後も飲むタイミングなどについて「ちょっと寝付きが悪いとかですね、なにか精神的に落ち着かないとか、そういうときに飲んでくださいね」と丁寧にアドバイスをいただき(しつこいが隣には他のお客さん)薬を受け取るまでに相当疲弊したわ、マジで…

いやーこれさー、もし長女があの発達外来で薬を処方してもらうようなことがあったら、毎回この公開処刑を味わう羽目になるってことだよな…「コンサータ増量ですね、やっぱり授業中落ち着けなかったりしますか?」みたいな…?

発達界隈での医師の役割は診断と薬の処方、と聞いたことがあり、いずれ薬が必要になったときのためにも病院は必要なはず…と思ってたんだけど、院内処方じゃないとムリかもー…と思った出来事だったのでした。


医薬分業、薬の飲み合わせチェックとか、きっと重要な役割もあるんだと思うんだけど、正直患者にとっては院内処方の方がありがたいよね…

とりあえず次に発達関連で病院探すときはできれば院内処方のところを探したいぞ!そんな選り好みできるのかどうかわからないけれども!