久しぶりに公営の診療所に行ってきた。
10ヶ月健診で紹介されてから、診察と理学療法を受けるために通い続けた診療所。
ここに通ってれば安心!と思い込んでたら、だいぶ後になって、運動発達の遅れに関しては診ますが自閉症とか発達障害に関しては診断できません、発達検査も療育も関知してません、ということがわかって、おーい!!となった診療所(発達障害については別の科の担当なんだって。そんなん早く教えてくれよ…おまけにそちらは初診まで2年待ちだとさ)
それでも理学療法が受けられるのは貴重だったんだけど、歩行が安定したということでいったん卒業させられてたんだよね。
ただ、歩行が安定したとは言えまだまだまだまだ動きのおぼつかない長女。階段は手すりがないと登り降りできない。片足立ちは一瞬のみ。ケンケン?スキップ?なんですかそれ?な4歳9ヶ月。
日常動作も全てがトロく、なんつーか動きがおばあちゃんっぽい。
いくら発達障害とは言え、ここまで動けない子ってあまり見かけないし、理学療法を再開できないか相談したくての受診です。
以前の担当医は異動されたらしく、別の医師に診ていただいたのだけど、初めての分今までの経過を丁寧に聞いてもらえた。
理学療法も受けられることになり、なんかちょっと前進した気がするぞー!
理学療法では、体幹の弱さや筋力の問題もあるけど、体の使い方をわかっていない部分も大きいかも…と指摘を受ける。
たとえば片足立ちのときバランスを崩しやすいのは、足を上げすぎているせいもあるんですって。最初は膝が直角になるくらいを目安に、横方向ではなくて前に足を上げる方がいい、とか。
階段の登り降りも、高いところは恐怖心があるかもしれないので、低い段だけでも手すりを持たずに登り降りしたり、足を交互に出す練習をするといい…とのこと。
とは言えいつも「手すりつかむー!」「お母さん手ぇつないでー!!」と怒っちゃってどうしようもないんだよなあ…と思いつつ、一応長女に「先生がもっと階段登るといいって言ってたよ」と伝えてみた。
すると帰り道、いつもはエレベーターに乗りたがる長女が、階段で行く!と言い出したではないですか!しかも「手すり使わない!」とえっちらおっちら歩いていく!
この反応を見ると、長女も階段を上手に登り降りできないことに対する危機感があったのかもしれない。そりゃそうだよな。同い年のお友達どころか、最近は次女(2歳)の方がスイスイ登り降りしてるくらいだもん、自分が周りよりできないことには嫌でも気付くよな。
自己肯定感を高めなければならない!と思って、階段の登り降りがおぼつかないことについては何も指摘してこなかったけど、必要なのはそういう表面的なことではなかったのかもしれない。できないことをできるようにしてあげることの方がよっぽど大切だったんだ。
他にも、以前理学療法を受けていたときには、家で同じようなことをしようとしても「やらなーい!」だったのが、今回は自分から「片足立ちするー!」と申し出てきたり。
理学療法を再開するタイミングとしてはよかったのかもしれないな。
今までは次女をベビーカーに乗せてるせいでエレベーターに乗ることが多かったけど、次女もだいぶ歩けるようになってきたし、できるだけ二人とも歩いてもらって、その分階段を使うようにしよう!マンションだから家に階段がない…と思ってたけど、非常階段なら使えるし。近所迷惑になるのを恐れてたけど、一日中階段で騒いでるわけじゃなければきっと大丈夫だろう。
もちろんご近所さんには最大限気を遣うんだけど、障害児だからと卑屈になりすぎないように…少し頑張ってみます。
※余談
長女は特に偏食もなく普通に食べてると思うんだけど、筋肉がないせいか手足が細い。
医師に「手足もいつまでもヒョロヒョロで…」と漏らしたところ、
「確かに筋肉の病気で手足が細くなることはあるんですよね。娘さんも細いわね。病的なものなのか体質なのか…(チラリと私を見てから)…お父さんは細身ですか?」
…ん?ってあれ?お父さんはってことは、私は…?
いや確かに、授乳期はともかく次女の断乳後は体重は増加の一途、腹回りは当然ながら、抱っこ抱っこで上半身もパンプアップされるばかり。育児のストレスを子供が寝静まった後のハーゲンダッツで晴らし、さらに次女入園後は日中の運動量が激減した上に、これまでのタガが外れて、ラーメンだのパフェだの子供がいたら食べられないものを好きなだけ食ってたせいでまた一回り大きくなってますけれども!
これでも独身時代は細身な方で、ビュッフェなんか行くと「痩せの大食い」とか言われてた頃もあったんだがなあ…今じゃ細身はおろか小デブの部類、大食いしてもなんの意外性もないどころかちっとは自重しろデブと言われるだけであろう現実を思いがけず突き付けられることに。
やっぱ階段の登り降り頑張ろう!長女のためじゃなく私のためにも!(涙)