まだ、労働法と、H22司法論文の刑訴以外は残していますが、
刑訴全問と、H18~21公法民事系と刑法は検討研究は終えましたので、
その簡単な感想を書きます。
まず、一般論ですが、
H18の新司法初年度は、
建前上は、
「ロースクールは旧修習の前期を代替している」
(かつての2年修習のうちの、1年目を代替している)
もちろん、
「ロースクールでもそうした教育は当然なされている(はず)」
ということから、
期待を込めて、「応用力を重視した出題」にしたものの、
結果は、大いに期待外れに終わったようでした。
翌H19は、未修コースも参入するということで、
相当に妥協した出題にしたものの、
それでも、大いに期待外れに終わり、
その繰り返しから、
年々、出題される問題の難易度は妥協されて行き、
H23からは、論文は、民事の大大問も廃止され、各科目で区切られた現在と同じ形式となり、
ついには、H27からは短答式試験も、憲法民法刑法以外の科目がカットされ、
論文問題も、さらに難易度としては、幾分平易なものへと変化していった。
(予備より長文でしんどい代わりに、これでもかという程の誘導がありますね)
そういう、大きな流れは感じ取れました。
(当初の理念は現実の前に後退し続けたと言えましょうか)
次に私自身ですが、
予備論文でもR1~5の成績が
ACBBAだった民訴や、
DAEACだった刑訴、
BBADCだった刑法は、
ほぼ一応~良好ぐらいは書けそうに思いましたが、
EBEEBだった商法はかなり微妙。
CACFFだった民法はかなり危うく、
CCFBFだった憲法と、
FFCFAだった行政法は、
もう、運良くないと一応すら難しい。
そんな風に感じました。
まあ、まだ3か月と20日は残した時点でのそのような感触ですし、
短答という「後顧の憂い」はほとんど無いので、
悲観する状況ではないのでしょうが、
少なくとも、現状、
「有利に戦いを進められている」とまでは言えないように思っています。
昨日、過去問のH23以後の全問答案作成の予定については書きましたが、
それと、量的には同程度の、
「知識理解のインプット」をしていくつもりでいます。
労働法は、TKC模試までは、
予備論文でE評価とD評価を取った時程度の、
最低限の準備で我慢するとして、
それ以外の科目は、
過去問解答で日々(おそらく)ボロ負けすることから、
そこからフィードバックした上で、
必要なインプット事項を選び、実行することになって行くのでしょうね。