司法論文過去問の検討研究をしてみて。 | 趣味で受験する司法試験予備試験からの司法試験受験、中小企業診断士試験その他各種資格検定試験

趣味で受験する司法試験予備試験からの司法試験受験、中小企業診断士試験その他各種資格検定試験

旧司法試験(論文6回不合格)や中小企業診断士試験(2次不合格5回)、過去に合格した行政書士、社労士・日商簿記1級、基本情報・応用情報技術者、第14回紛争解決手続代理業務試験、司法試験予備試験(H29R1,3,4論文不合格R2口述不合格R5合格)、R6受験する司法試験の話など

まだ、労働法と、H22司法論文の刑訴以外は残していますが、

刑訴全問と、H18~21公法民事系と刑法は検討研究は終えましたので、

その簡単な感想を書きます。

 

まず、一般論ですが、

H18の新司法初年度は、

建前上は、

「ロースクールは旧修習の前期を代替している」

(かつての2年修習のうちの、1年目を代替している)

もちろん、

「ロースクールでもそうした教育は当然なされている(はず)」

ということから、

期待を込めて、「応用力を重視した出題」にしたものの、

結果は、大いに期待外れに終わったようでした。

翌H19は、未修コースも参入するということで、

相当に妥協した出題にしたものの、

それでも、大いに期待外れに終わり、

その繰り返しから、

年々、出題される問題の難易度は妥協されて行き、

H23からは、論文は、民事の大大問も廃止され、各科目で区切られた現在と同じ形式となり、

ついには、H27からは短答式試験も、憲法民法刑法以外の科目がカットされ、

論文問題も、さらに難易度としては、幾分平易なものへと変化していった。

(予備より長文でしんどい代わりに、これでもかという程の誘導がありますね)

そういう、大きな流れは感じ取れました。

(当初の理念は現実の前に後退し続けたと言えましょうか)

 

次に私自身ですが、

予備論文でもR1~5の成績が

ACBBAだった民訴や、

DAEACだった刑訴、

BBADCだった刑法は、

ほぼ一応~良好ぐらいは書けそうに思いましたが、

EBEEBだった商法はかなり微妙。

CACFFだった民法はかなり危うく、

CCFBFだった憲法と、

FFCFAだった行政法は、

もう、運良くないと一応すら難しい。

そんな風に感じました。

 

まあ、まだ3か月と20日は残した時点でのそのような感触ですし、

短答という「後顧の憂い」はほとんど無いので、

悲観する状況ではないのでしょうが、

 

少なくとも、現状、

「有利に戦いを進められている」とまでは言えないように思っています。

 

昨日、過去問のH23以後の全問答案作成の予定については書きましたが、

それと、量的には同程度の、

「知識理解のインプット」をしていくつもりでいます。

 

労働法は、TKC模試までは、

予備論文でE評価とD評価を取った時程度の、

最低限の準備で我慢するとして、

 

それ以外の科目は、

過去問解答で日々(おそらく)ボロ負けすることから、

そこからフィードバックした上で、

必要なインプット事項を選び、実行することになって行くのでしょうね。