日本将棋連盟によれば、免状を申請するにあたり申請権が必要であり、申請権を得る方法は以下のいずれかである。
①棋士の推薦
②支部会員の特典
③将棋会館道場における認定
④『将棋世界』の昇段コース
⑤棋道師範、棋道指導員、普及指導員の推薦
⑥新聞の認定問題
⑦NHK将棋講座テキストの認定問題
⑧囲碁将棋チャンネルで放映される認定番組
⑨将棋倶楽部24の段位と同じ免状
⑩将棋ウォーズの段位と同じ免状
⑪81Dojoの段位と同じ免状
また大会の成績によっても取得可能で、県大会で優勝するとアマ四段、全国優勝は五段、全国で複数回優勝すると六段という基準がある。
しかしながら免状の権威には疑問がある。たとえば前述の通り将棋ウォーズというアプリ上で獲得した段級位によっても免状申請できるが、棋神という代指し機能があり、これを使えば誰でも申請権を得られてしまう。
私としては、現在において、将棋連盟が唯一の免状発行主体としての権威を損っているように見えて残念に思う。