こんにちは、ひすいです。



今回は、


抗不安薬減薬中の辛い時を乗り越えるコツ


について私の経験をお話したいと思います。



①考え方を変える


薬を飲まないと治らない」という考えを捨てること。



別の言い方をするならば、「薬を飲まなくても治ることがある」と思うことなのですが、



一番大事だなと思ったのは、 



薬を飲むことまたは薬を減らすことと、今感じている症状の変化との間に、自分で勝手に因果関係を作らないことです。



減薬中当時の私は、症状を感じるたびによくこう考えていました。



「薬が切れた感じがする」

「今日は昨日よりもこれだけ薬を減らしたから、今こんな体調なんだ」



薬を飲む=症状が治まる



私の場合は、大学病院でメイラックスはもう効いていないと聞かされたのにも関わらず、まだそれを信じて疑わなかったのです。




減薬する(効く分量が減る)→症状が出る⇒減薬したから症状が出る




自然とこういう思考の流れが出来上がっていました。因果関係になってしまっています。




でもこうなると、

どんな体の症状も減薬のせいだ、いうことになってしまいかねません。



たとえば、



減薬する→眠れない⇒減薬したから眠れない


減薬する→頭痛がする⇒減薬したから頭痛がする


減薬する→歯が痛む⇒減薬したから歯が痛む(もともと虫歯だからでは??)




これではどれもこれもが、「離脱症状」になってしまいますよね。こうなるともう、どんどんつらくなる一方です。



そこで、私はできるだけ自分の症状と薬との関係を切り離して考えるよう工夫しました。



②実例



症状がひどかった頃のものです。家族に頼んで書いてもらい壁に貼り付けました。



当時は過呼吸が起こると、とにかく薬、薬、となっていました。飲むと治る、というのが頭にインプットされていたからです。



でも、大学病院の先生がおっしゃるように、メイラックスはもう私には効かないはず



冷静なときにはわかっても、発作が強いとすっかり忘れてしまうのです。



そこで、壁にこういう貼り紙をして、敢えて苦しい最中に見るようにしました。



書かれたとおりにすると、なるほどそのとおり、症状は薬を飲まず治まっていました



もちろん、それでも飲めば治るとまだ信じ込んでいるので、はじめはそれはそれは大変でした。



「薬」という字を見るだけで薬に誘惑されているようでした。



それがたまらず、このようにして黒く塗りつぶしたのだと思います。



壁に貼り紙、なんてなんと古くさい方法かと思われるかと思いますが、これがけっこう効きました。


ここまで極端に書いてもらったことも笑。




そのうち、自分で少し元気なときに、発作のとき用に自分を落ち着かせる言葉や鼓舞する言葉を書くようになり、


薬を飲んで落ち着かせたい、という気持ちにはならなくなりました


症状が出たときを敢えて狙って、外側から働きかけることができると、


こんなつらいときも薬を飲まなくて平気だったという成功体験に繋がるのだと思います


ぜひ一度、試してみてもらえたら嬉しいです。