私には好きな人がいた
『皆は今日で、ここの学校を卒業します
別れは寂しいですが、新しい場所でも、皆の持ち前の明るさで頑張ってください
今まで、本当にお疲れ様でした』
「堅いわ、てかせんせー泣いてる?w」
『泣いてないですーw』
「櫻井ティーチャー泣き虫wwwww」
『ばっ!みんなだってさっき卒業式で合唱してたとき号泣だったろー!?』
そう、私が好きなのは担任の櫻井先生
櫻井先生は若い新任の先生で
優しくて、ヘタレで、でもたまに男前な
クラスの人気者
だから最初はなんとなく苦手だったりもした
私とは正反対だったからだ
私は、暗くて、ずっとクラスに馴染めなくて、いつも一人で読書したりして
そんな私に優しくしてくれるのは櫻井先生くらいで
気付けば、好きになっていった
迷惑だってわかってる
無理だってわかってる
馬鹿だってわかってる
だけど、それでもこの気持ちを伝える事だけは、させてほしいんです。
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『どうしたの?』
「あの…」
皆が帰った頃、私は先生を教室に呼び出した
誰も居ない
私と、櫻井先生しか、居ない教室。
「好きです」
沈黙。
ザァァと風で木の揺れる音しか聞こえない
あぁもうなんか泣きそうだ
「…つ、伝えたかっただけなので、私はこれで………っ」
そういうと先生は私の腕を掴んだ
力が強くて少し痛いけど先生の手はあたたかかった。
『返事、させて?』
「わかってる、から、いい」
俯く私を優しく上目遣いで見つめる先生はやっぱりずるい
『ありがとう、凄く嬉しい。』
「…いえ、こちらこそ、今まで優しくしてくれて…ありがとう、ございます……っ」
先生は、yesでもnoでもなく、ありがとうと言った。
noの意味だとはわかっているし、それなりに覚悟していた胸の痛みはあるけど、嬉しかった
『桜、綺麗だね』
「…ほんとだ」
先生が指さす窓の外を見た
風が吹くと花びらが散り、夕焼けが桜に色を付ける
それがあまりに綺麗で、私の目からは涙が溢れて止まらない
『あわわ、な、泣かないで?』
「ないて、ない…っ」
『泣いてるでしょ、ほら擦ったら赤くなるよ?ほら、ハンカチどーぞ』
「だいっ、じょうぶ…ですから」
でも全然大丈夫じゃなくて
私はしばらく泣いていた
先生は私が落ち着くまでずっと傍に居て背中をさすってくれた
最後まで、優しい人だ
桜は散る、いつか必ず
だけどまた一年経てば顔を出す
その度私は今日の事、先生の事、綺麗だった夕焼けの事を思い出すだろう
初恋は淡く切なく、永遠に私の心に残るのだ
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あとがき
ぐだくだに終わってしまた(´・ω・`)
題名だけ先に思い付いて、内容全然だったの(´・ω・`)
でもまぁ失恋系だよなーと←
でも櫻咲く頃、とかならちょっと可能性あったよね((可能性って何
