偏頭痛や不眠、ワケもなく不安になる、よく足がつるそんな症状はありませんか
: 偏頭痛は砂糖の摂りすぎ
: 不眠は自律神経の乱れ
: ワケもなく不安になるのはトリプトファンの不足からセロトニンの分泌の減少
: 足がつるのは水分不足?
でも、それぞれの対策をしても症状が治らない
ーもしかしたら、その原因はマグネシウム不足かもしれません。
“ 日本人は総じてマグネシウムが不足している”
厚生労働省の1日のマグネシウムの摂取推奨量は30歳~69歳の女性で290mgとなっています
しかし現状はというと2015年のデータでは1日250mgしか摂れていません
またアメリカ科学アカデミー医学研究所のFNB(食品栄養委員会)では、
31歳以上の女性のマグネシウムの摂取推奨量を320mgとしています
ここで「それは体格差があるからでしょ?」と思われるかもしれませんが
日本の資料とアメリカの資料、いずれを見ても「成人の生体内には約25gのマグネシウムを含有している。」となっているのです
そう考えると、かなりマグネシウムが不足していることが分かりますよね
そもそも日本の土壌にはミネラルが少ない事が知られていますが近年特に農薬の使用量の増加、硝酸を含む酸性雨の影響
他にも農産物を作る際に根の部分の発育を早めるために使用されるカリウムを多く含む肥料は植物が土壌からマグネシウムを吸収するのを阻害するということも分かっています
精製米や精製食品の摂取が増加したことも影響しているのです
醤油や味噌を購入する際にも、どんな塩を使って作られているかまでをチェックする必要があります
“マグネシウムの働き”
マグネシウムが「奇跡のミネラル」と言われている理由
それは体内の350以上の酵素の働きに欠かせないミネラルであること
数年前まではそう言われていましたが最近の研究によるとなんと少なく見積もっても600を超える酵素の活性化に欠かせないということが分かっています
少し分子栄養学のお話になってきますが、例えばご飯を食べた場合
お米に含まれるデンプンがアミラーゼなどの炭水化物分解酵素によってブドウ糖にまで分解されます
その後、ブドウ糖はアデノシン三リン酸(ATP)からリンを貰い活性化した酵素によってピルビン酸に変換されるのですが
まずここでマグネシウムの力が必要になってきます
そしてピルビン酸は細胞内のミトコンドリアへと運ばれエネルギーとなるのですが、
ここでもマグネシウムの力が必要になってくるのです
このようにマグネシウムは炭水化物だけでなく
たんぱく質分解酵素や脂質の分解酵素の働きにも酵素は欠かせない存在なのです
こうした消化酵素や新しい細胞を作り
古い細胞を分解して起こす新陳代謝のための代謝酵素もマグネシウムなしでは活性化されないのです
“マグネシウムは身体のどこにある?”
人の身体には現時点で16種類のミネラルが存在することが分かっています
うちカルシウム、リン、カリウム、硫黄、塩素、ナトリウム、マグネシウムは含有量が多く主要ミネラルと呼ばれています
中でもマグネシウムは4番目に多く含まれているミネラルです
人体に約25g(20~30g)存在すると言われるマグネシウムは
その約70%が骨や歯にリン酸と結合してリン酸マグネシウムという形で存在し
筋肉には約30%血液中に約1%が存在するとされています
カルシウムもそうですがマグネシウムも血液中に存在するこの約1%が非常に重要な役割をになっているのです
“マグネシウム不足で起こる症状”
まず脳でマグネシウムが不足すると
脳の興奮を抑制することが出来なくなるため偏頭痛や不眠が起こりやすくなります
この場合、自分で不眠の自覚がなくとも睡眠の質の低下が起こっている場合もあります
また脳の神経伝達物質のアクセスに支障が起こり、不安神経症やうつ病を発症したり、
マグネシウム不足は脳血管疾患にまで関係していることが報告されています
心臓でマグネシウム不足が起こると、
高血圧や不整脈、心筋梗塞や狭心症などの心疾患が起こることも分かっています
血圧が収縮時160、拡張時120という方は
マグネシウムの摂取量を増やしたところ収縮時125~130
拡張時80~85にまで下がった40代の男性もいます
他にも筋肉でマグネシウム不足があると、筋肉の痙攣やこむら返り、まぶたがピクピクするなどの症状が起こります
40代女性でデスクワークをしている女性はまぶたのピクピクが気になるとご相談頂きましたが彼女達もマグネシウム不足でした
更に、マグネシウム不足の状態ではインスリン抵抗性が高くなる(インスリンの効きが悪くなる)ことで
2型糖尿病になるリスクも高まります
インスリン抵抗性が高まると言うことは糖尿病だけでなく、肥満にもなりやすくなるという事なのです
マグネシウムの供給源のひとつとしてアーモンドがオススメですが
病院では「アーモンドは脂質が多くて油と一緒でカロリー高いからダメ!」と病院に行く度にられたそうです
しかし、今では糖尿病の薬からも解放され以前よりスマートになった身体で楽しく過ごしてくれています
必要な栄養素をしっかり摂っていると不要なものへの欲求が弱くなるという利点もあるのです
マグネシウムを摂るべき3つの理由
こうしたマグネシウムの働きや不足から起こる症状を考えると
① スムーズな新陳代謝のために
② 効率のいいエネルギー代謝で疲れにくい身体づくりに
③ 40代中盤以降の健康維持・増進のために
しっかりマグネシウムを摂って頂きたいと思います
“マグネシウムを多く含む食品”
: 玄米や全粒粉を使用したパンやパスタなど
: 海藻
: 根菜類
: 緑黄色野菜(緑のもの)
: ナッツ類
: 大豆、納豆などの大豆製品
以上になります。